異世界落語(1)

異世界落語 1 (ヒーロー文庫)

異世界落語 1 (ヒーロー文庫)

本屋に寄ると、新刊用の場所整理としていつものように何らかの本を並べてあったが、そこに突っ込まれていたのがこれの2巻。まあ正直「異世界転生+ファンタジーには似つかわしくない職業」の組み合わせは食傷気味という言葉すら食傷気味だけども、ちょっとタイトルに惹かれるところがあって1巻を買って読んでみた。
だけど内容を読む前に、本の紙質の悪さが気になって仕方なかった。もっときれいな紙を使えなかったのか、紙代ですらケチるくらいにラノベ業界は薄利多売なのか…。悩ましい。
ということで、ひどい話ではなかったけど「落語家を連れてくる」というところ以上の発展性は厳しかったのかなあというのが正直なところ。「日本語の落語」という設定を使うために、異世界物なのにひたすら日本という世界に寄せてしまっているのも残念。二巻を出す程度には売れているのだと思うけど、ちょっとこれは続きを読むには厳しいかなあ。