正解するカド

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今期終了分。この落ちはまったくの想定外。
正直なところ、この作品を見た理由は「楽園追放」のフルCGアニメをもう一度見たかったというのが大きかった。なので、それ以上の楽しさがこの作品から感じられただけで個人的には十分満足している。
テーマとしては今どき珍しい「未知との遭遇」と「登場人物が大人ばかり」、そしてSF。よくこの企画が通ったなあと思うと同時に、よく通してくれたと思う。なんというか、久方ぶりにSF的ガジェットを使った脳の楽しみを体験できた。キャラもよかったなあ。勝ち組?になった遙(つかい)と、ある意味寝とられた夏目さんの女性キャラがともにお気に入りだったし。
にしても最終回のあの展開には驚いた。ザシュミナと真道の関係性(?)は色々と想像つくところがあったのである種予想の範疇だったけど、その後の展開、そしてまさにSF的なからくりでの解決はとても楽しかった。真道は生き返るのかなとも思ったけど、娘が超越存在ってことはこの次元の生死自体超越できているわけなので、死者との会話も余裕ということで…。
品輪は自力で「異邦」に行ったんだろうなあ。人類滅亡前に戻ってくるといいんだが、その前に娘に会う可能性の方が高いか。
しかし、いったいいつ仕込んでああいう状況持ってきたのか。作戦前に仕込む、アイテムで1年加速して出産。ここでスマホ動画撮影。花森に娘を託す。そこでアイテムを使って花森周辺だけ16年加速(ただ花森自身の体感時間は加速なし)。そして合流して作戦発動…かな。
ともあれとても楽しめた。あと望むとすればガチのSF作家にノベライズしてほしいくらいかな。