ガールズ&パンツァー シネマティックコンサート(横浜)

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映画に合わせてタイミングピタリで生演奏する、というのは想像以上にむつかしい。それは大宮公演でも思い知ったのだけども、この横浜公演でもそれは同様だった。ただ驚いたのは、それだけがちがちの縛りだというのに、ちゃんと指揮者の個性が演奏に反映されていたこと。通常のクラシックコンサートなら、指揮者ごとに同じ曲でも表現がずいぶん変わるのは当たり前だけど、この縛りでもそれが表現できるのはまさにプロの手すさび。お見事としか言いようがない。あえて分ければ、大宮は「セリフと映像に寄り添ったバランス重視」、横浜は「セリフと映像を完全には上書きしないけど音楽が主役」といった感じだろうか。
ChouChoさんとオーケストラとのタイミングは練習した甲斐があっただけあり、大宮の時のような「佐咲さんとオケとのタイミング合わせにヒヤヒヤ」がまったくなかったので(苦笑)安心して聞くことができた。そしてサプライズゲストで佐咲さんが出てくるのは心底驚いた。というのも、完全に「クラシックコンサートを見に行くモード」だったので、そういう展開は想定すらしていなかった。
そこで最終章前半のOPを佐咲さんが初披露。ガルパンの作品公式曲としては非常に珍しいアップテンポの曲。それこそ最後の戦闘シーンで使えば「主題歌来た!これで勝つる!」と叫びたくなるような内容に驚かされる(イメージソングとかパチンコなら、似たような雰囲気の曲はあるけど)。ますます最終章が楽しみになってきた。
終演後、大使がいないときれいに終わるねえ…と思いながら、ロビーに降りたらその大使が物販で走り回っていたのを見て驚いたw