セントールの悩み

今期開始分。意外と怖い社会構造。
原作は1巻だけ既読。馬の描写に技術が必要なことはSHIROBAKOでも言及されていたけど(苦笑)、それが日本人名で主人公となるとそりゃよくもまあ週アニメにしたね、と。ある意味、同じく週アニメでは実現不可能と言われた「戦車の挙動描写」をやり切ったガルパンと同様の驚きをもって映像を見ていた。まあ、大半が下半身カットで蹄鉄の音のみ、あるいは寝ころんだ状態ばかりだけど。(馬を描く練習、作画班みんなやったんだろうなあ)
とはいえキャラ通しの交流は普通の日常系アニメと同じなので大きな驚きはない。むしろ、キャラのセリフに垣間見えるこの世界の政治・思想・風習設定の方に俄然興味がわいてくる。明るくのんきな世界に見えつつも、実際には社会や思想統制がじんわり進んでいるようで、中国か大戦期の枢軸国のそれに似ているのかもしれない。これらがあくまでフレーバーなのか、物語に絡んでくるのか、とても興味がある(って、これだとアニメではなく原作の感想か)。