サクラクエスト

今期終了分。気が付いたら村おこしアニメになっていた。
P.A.Worksのお仕事アニメは鉄板、というのはひとまず守れたと思う。正直なところ、最初は「チュパカブラ王国」という(過去の)独立国家ブームをネタにした田舎話程度の理解だった。で、主人公と地元民との交流を楽しませてもらっていた。なので、実際のところ、「これ、現実事例を踏まえた村おこしアニメだー!」ときっちり頭で理解したのはずいぶんあとになってのことと記憶している。それだけ、作中のキャラの動きや心情が「村おこし」というキーワードにとらわれる必要がない程度に自然だったということと思っている。
物語の最期がああいう形になったのも、下手に現実離れした結論を持ってくるよりもはるかに好感が持てた。おそらく、近い将来に間の山は吸収合併されてしまう運命なのだろうと思う。でも、その時に彼女らの活動が実を結んで、それこそ「100年たっても間野山という名前が残る」結果が残るということになるんじゃないかな、それが本当のエンディングじゃないかな、と考える。その時の最期のシーンは、あの駅舎が「木工彫りで埋め尽くされる」ところになると信じている。