Gのレコンギスタ

過去作視聴(2014)。青春旅行記
色々な意味で話題があってスタートし、終わるころには話題にすら上らなくなった作品と記憶していたけど、実際に見てみるとさにあらん。冨野監督の思想はそれなりに出ていたと思うけど、今の時代には適応できていない…。まあ冨野監督の場合は「視聴者に合わせる」じゃなくて「自分の考え方を理解できるよね?」というスタンスだから致し方ないのだろうけど。
久々の冨野ガンダムを見て思ったのは、「キャラクターの多くが自分の言いたいことを叫んでるだけで、コミュニケーションは行っていない」ということだ。行っているように見えたシーンは、たまたま歯車があった程度の感覚だ。あとは「思ったより死ななかったなあ」というくらいだろうか。
ガンダムの過去作をほうふつとさせるシーンやアクション、MS、土地が出てきていたのは、ある意味∀ガンダムっぽくみえた。実際の時代設定がどうなっているかさっぱりだけど…「宇宙世紀」という言葉が残っていたりジャブロー基地が朽ちているとはいえ残っているところを見ると、∀よりはずっと宇宙世紀に近い気もするけど兵装が妙に高度化しているのがまた変な感じ。まあ、こういうのは悩んだ方が負けかもしれない。冨野監督のことだから適当に言っているかもしれないし。