BOHEMIAN RHAPSODY

QUEENは有名な楽曲を知ってたり、フレディがAIDSで亡くなったことを知っている程度(あと彼が死んだ翌日、先生が目を真っ赤にして喪服を着て授業をしていたこと、かな)。とはいっても、劇中局の大半は知っていた曲だったので、とんでもない知名度だったことは逆説的に理解できたりして。とはいえ「ノンフィクション」ではなく「フィクション」ではある点は注意…まあそんなことに神経をとがらせる必要は全くないくらい素晴らしい出来だった。
音楽映画として、あと一種の”ファミリー映画”として非常によくできた内容。またコンサートシーンのすごさは、いつの間にか全身に力が入っていたことからも体が理解していた。各シーンで誰が歌っていたのかについてはよくわからないけど、少なくとも音源が残っているものはフレディ本人であろうと思う(もちろん、映画用に色々調整や補完もしてるんだろうけど)。それ以外の所(極私的なシーンで歌うところとか)はどうしたのかはわからないけど、ネットに転がっている情報だと「フレディの声真似が凄い人」に歌ってもらったとかなんとか(苦笑)。ルパン三世の代替わりみたいだな。
歴戦のQUEENファンなら多分色々細かいところをツッコミ入れられるだろうけど、幸か不幸かそこまで情報を持っていなかったのも良い印象になったのかもしれない。またAIDSの告白時期が違う、というネット情報があったので改めてパンフを読んでみたらしっかりとLIVE AIDより後にメンバーに告知していたことが書いてあって、ある意味潔い。でもその「フィクション」のおかげで最後の20分の印象はその歌詞と相まって、そこまでの伏線をすべて回収をしている素晴らしい作りになっていた。よくやってくれたと思う。
見に行った劇場はおなじみ「立川シネマシティ」。本作は近所の劇場でも上映しているけど、音楽映画となればやはり立川の極上で聴くのが一番でしょ(年会員だし)と遠出。偶然、何度も通ったガルパン劇場版でも取れたことのない座席中央部の最高座席をゲット。いやもう、最高のコンサートになった。時間が合ったら、IMAXシアターや4DXでも聞き比べてみたい。