PSYCHO-PASS SS Cace.1 罪と罰

後輩ちゃんが時折見せる常守監視官にみせるライバル心が無邪気にみえて少しかわいい…じゃなくて。

常守にはシビラシステムは「必要悪」な存在と考えてるけど、霜月ちゃんは信奉者何だよね。とはいえ盲目的なそれではなく「絶対者が絶対者たらしむためになすべき事をせねばならない。そうでないなら怠慢である」という考え方が見えたのはなかなかに興味深い。シビラに対する考え方は監視官二人で真逆だけどそれがバランスよく回ってるのは悪くない。(というか朱ちゃん、超然としすぎてちょいと怖いぞ)。

テーマとして東北の核廃棄物を出してきたけど、これだけ科学が進んでも核処理技術は進展してないのに少し驚いた。まあ、日本特有の核アレルギーで技術発展自体が出来ないのかもしれんけど、未来の日本は人口減で田舎はスカスカだろうから新しい核保管施設に移送するというアイデア自体は悪くないと思う…あんな手段を使わなければ、ねえ。

ともあれ、久々のPSYCHO-PASS。オムニバス的とはいえ鑑賞した価値はあった。残り二作は過去話と別地域話だから正当な物語はこれで閉幕かなあ。おもしろい舞台設定だから死蔵してほしくはないけども。