幼女戦記劇場版

原作未読(テレビアニメのみ)。元々見る予定はなかったけど、独ソ戦を彷彿とさせる描写が頑張ってると聴いて見に行った。

確かにどこかで見たことのある航空機や戦車があちこち出ていてそこは嬉しかった…が、まあ主役は魔道大隊だからあくまでスパイスだった。でもまあ描写されただけでも希少価値だからそれで満足すべきか。

物語はメアリー・スーとの対立を軸にしてたわけでその空戦シーンは非常に力が入っていて楽しかった。よくある物語なら思想的に主役が逆だったろうしねえ(苦笑)。まあスー自身も存在Xによって(だよな?)狂信者的な状態になってたのでどっちもどっちかもしれんけど。

個人的に納得行かなかったのは、なぜスーを殺さなかったのか、というところか。合理主義の固まりの主人公がスーを相手に死なないように遊んだ理由が今一つ弱い。あそこまでヤバい相手なんだから、速攻で頭か心臓だろうに…。作劇上、スーは今後ずっとライバル的な扱いになるし続きも必要だから殺せなかった?(劇場かテレビかハッキリせんけど)原作読めば理由は分かるんかねえ。

後一つ。なんかもう音響と言えば岩浪チームしかないんかい、と思うよホント。いや不満は全く無いんだけど、見る作品の悉くが彼のチームばかりなので「その程度の狭い業界なのか、人気声優同様ガルパンで名をあげた成果なのか、皆彼らにしか頼まなくなったのか」と邪推してしまう。