ケムリクサ

今期終了分。いやあ、素晴らしかった。
なかなか見る時間がなかったので事実上の一気見。そのせいで「考察」系を存分に楽しむことはできなかったとはいえ、それでも終末観のある内容やら「宇宙船地球号?」と思わせるセリフ、ケムリクサの仕様に関する様々な提示はワクワクさせてくれるに十分だった。さすがはたつき監督。
正直言えば、旅の道中であと2-3体は死んでしまうと覚悟をしていた。それだけ厳しい世界であったことに違いはなかったので。しかし結果を見てみると(おそらく)脱落は(事実上)なし。それどころか全編に愛があふれた作品にすらなっていた。単なる終末への物語ではなく、様々な細かい伏線の大半が愛という一点に収束た物語だったのがお見事としか言いようがない。自然の複雑さは意外とシンプルなところに答えがあると幼いころに何かの本で読んだことがあるが、まさにそれがこれかな、と。
さて、これでようやくネタバレOKになったから12.1話を見に行くか。