Charlotte

過去作視聴(2015)。いつものKeyだった。
ゲームとして作られた作品かどうかもわからず見ていたけど、Key的な王道展開であって、こういうの本当に好きなんだなあ、と。まあそういう物語を求めていたのが鍵っ子なんだろうなあ、とも思う。4年前は、今の「なろう系」小説にありがちな「スタートから最強」が人気パターンだったかはよく覚えていないが、キャラが死ぬ(復活もあるけど)ことが前提の物語づくりは今どきのトレンドからは離れているはず。(なんせ、ちょっとした主人公の挫折すら読者が嫌がる世の中になってしまったらしいし)最近、あまりKeyの名前を聴かないのは、自分のアンテナの低さ故なのか、そういう展開を期待する層が少なくなってきたのか。
個人的にはKeyの物語に思うのは、「その物語自体は序盤であって、その後どうなるのか」の方だったりする。ある意味つり橋効果でキャラがつながる物語ばかりなので、その後、本当にそのキャラたちが安心して幸せな生活を送れるのかというのは実は疑問だったりするからだ。もちろん幸せになっては欲しいが、それが「作られた、設定された幸せ」ではあまり意味がない。少なくとも主人公カップルは、これからも互いにののしり合いながら幸せになってほしい。