冬コミ(C99)延期

www.comiket.co.jp
いやまあ…予想はしてたけどやっぱショックよね。来年のGWを目指すとあるけど、まだまだ楽観視できないのが事実。というか、オリンピック開催が決まった時点から「コミケヤバイ」と言われて、そこにコロナ直撃というWパンチで、日本の同人誌文化自体がかなりまずいことになっている。
たとえ同人誌を書く作家さんが生き残っても、コミケ(または同人即売会)を支える周辺環境が生き残れる保証がないからだ。その筆頭は同人印刷会社であり、イベントにモノをレンタルする会社であり、それに付随して動く様々な人たちだ。コミケ単体で言っても、あの50万人を超える参加者をボランティアだけで仕切れるのは、毎回スタッフが参加してノウハウが伝承されているこそであり、コミケの中止が続くとその伝承が途切れることになり、「参加者は増えても、秩序を維持し管理できる人がいない」という最悪の事態が待っている。
コミケにソロで一般参加し始めて20年を超え(!)、C100を節目にいったん引退しようかとも思っていたけど、果たしてその日が来るかどうかすら心配になっている。
幸いと言っていいかは微妙だが、山田太郎議員を初めとしてコミケ文化や中小企業のイベント会場確保に強い関心を持っている国会議員が動いてもらっていることが救いだが、「オリンピック」はもはや国家威信と金が動くイベントであり、それによって被害を受けることを何とも思わない人も多いだろうから、仮にコロナがなかったとしてもそう簡単に決着のつく話ではないだろう。今は少しでも早く、同人文化の維持のためにやれることをやるだけだ。