東京都知事選スタート

都条例対応と「都と都民」をどれだけ見てくれるのか、ということを最大のポイントとして見ていく予定。個人的な注目は以下の三名。

  • 石原現都知事

都条例を抜きにしても、都民や都を見ずに自らの持論を元に国に文句を言うためだけに居座る態度にはもはやうんざりしている。確かに声は大きいのだけれども、それなら素直に国会に復帰して欲しいくらい。しかも、直前に神奈川県の松沢知事と談合同然の共同歩調を取り、松沢氏が薦めた神奈川の「思想浄化条例」を踏襲するとまで言い放った。とても認められない。
ただ、自民・公明のバックアップは強烈だし経済界もバックに付いている。従って「投票率を上げる」事こそが、氏の四選を阻止する最大の武器になる。

  • 東国原元宮崎県知事

ある意味中道。都条例についてもかなり中立的立場のように見える。ただ基本的に保守の人なので、条例反対派の声を十分に聞くかどうかは非常に微妙。また、宮崎県でも同様の青少年条例や規制強化の動きがあったが、そのことについて東国原氏は特にコメントはしていなかった。無党派層の支持は集められそうなので、対石原氏という意味では最有力か。

  • 小池氏

都条例や石原都政に真っ向対立している唯一の方。氏の主張が個人的には一番近い。個人的には一押しとしたい…が、無所属とは言え共産党推薦というところで選挙民の拒否感が出るのが厳しい。ただ、京都などでは革新勢力の一つとして共産が強い土地もあるので、うまくいってくれると嬉しいけど…。

ちなみに民主が支持するワタミ創業者渡邉氏は支持できない。都条例を全面支持しているだけでなく、どうもかなりワンマンでやっていたフシがあり、政治が合議制である意識をもっているかどうかすら怪しい。ある意味、石原氏の悪いところをさらに抽出している感じがする。