ヒッグス粒子発見(かも)

素粒子で発見できていない物がいくつかある」程度の知識しか持ち合わせていなかったけど、ずいぶん前からCERNが何かの粒子を見つけようとしていることは知っていた。まあ、それが「ヒッグス粒子」であり「未発見の最後の一つ」であることは今回初めて知ったけど。
以前の実験から高い確率でそれらしきものを観測できていたけど、物理学では「99.9999%の確率で認定しなければ駄目」とのことで、恐ろしく高いハードルが越えられなかった…けど、どうやらそれを越えたので、「ヒッグスかどうかは分らないけど、何か新しい素粒子が発見できたことは確実と思って良いでしょ?」「状況証拠からすれば、たぶんこれがヒッグスだよ」というのが今回の内容。ちなみにヒッグスでなかった場合は、それはそれでとんでもないことなんだけどね。科学者の誰もが、理論的には予想していない何かが出てくるんだから。そしてヒッグス確定としても、それがスタートとしてまた新しい疑問や確認しなくてはいけないことがてんこ盛り。学者にとっては嬉しい忙しさ。
しかしまあすごいよね。「質量誕生の原初」ですよ。ヒッグスがなければ「質量が宇宙に誕生することはなかった」わけで、ありとあらゆる”存在”の源なんだから。神の粒子とはうまいこと言った。