コミックマーケット83〜二日目

こんなに買う物がない二日目も珍しい。というか初めて。しかも雨が降ってレイヤーさんは皆室内に入ってしまったせいで、ゆっくりとコスプレを眺めて楽しむこともできなくなった(ほぼ一カ所集中してしまい、入りきらない方は会場歩いているからなあ)。ざっと全体を眺めてみて回ったけど、ピンと来るサークルさんもなく。
さて、これは書いておかないと…「黒子のバスケ」島。あの空虚な空間は恐ろしい物を感じる。他がにぎわっている中、ここだけが前日設営と同じ状態だったのだから(一部サークルさんは来てたけど)。問題は、これが黒バスだけの問題ではないことだ。一ジャンルを潰すのにこんな単純な手段であっさりとやれることが判明してしまったのだ。今回の犯人のみならず、自説が正義と信じて疑わない暴力的”正義の集団”がジャンルではなく「コミケ」「同人文化」「二次創作文化」そのものを対象にしたら…確実な安全が守れないので「会場を貸せない」と言われたら・・・それが、杞憂ではなくなったと言うことだ。そして、これは余程の馬鹿でもない限り誰しもが考えつくことでもある。なにせ、あれだけ多くの証拠があるはずの黒バステロの犯人は、まるで逮捕される様子もないのだ。一部報道機関は「警察も捜査が行き詰まっている」と書いているが…まさか、と思う。黒バス作者の交友関係に心当たりがないから壁にぶつかった…んなアホな。そんな事件山のようにある上、今回は各種証拠品だって押収されている。それでもまるで駄目と言うことは、警察自身ろくに捜査人数を投入せず、重要視もしていないということだ。と言うことは、最後は自衛をするしかない。
自衛と言っても武器を持つ事じゃない。「ゴミは持って帰る」「いち参加者として、大人の常識を持って行動する」「思いやり精神」…この程度で十分だ。「コミケというのはよく分らないけど、あれに参加するオタクは見た目と違って普通じゃないか」と世間に認知してもらうことこそが最大の防御なのだから。「変態オタク達が著作権と社会常識を無視して暴利をむさぼるもの」と認識されてたら、誰も味方にならないどころか、犯人を称賛する連中だって出てくるのだ。