ストライクウィッチーズ劇場版ライブイベント『みんながいたからデキること!』

ストライクウィッチーズ劇場版
最初に。物販関連のあまりにひどい誘導・整理・不手際とか徹夜とか転売屋のことはひとまず忘れることにする。誘導灯なペンライトどころかグッズは一つも買えなかったけど…なんせ、イベント自体はすごく楽しかったから。
夜公演に参加。正直、キャラソンとかはほとんど購入していなかったから、開始前の場内で流れている曲の大半が分らないという状態でちょっとばかり心配だったけど、公演中に歌われた曲はテレビ&劇場版か、完全新作というパターンがほとんどだったので何とかなった。締めの曲が一番大好きな「OverSky」だったのも俺得でした。まあ、誘導灯を購入できなかったことで、一部舞台からの掛け合いに参加できなかったのは非常に寂しかったけど。
石田燿子さんはじめ、キャストの皆さんがストライクウィッチーズという作品が非常に大好きなことが伝わっているだけでなんか幸せな気分になれた。それに福圓さんが何度も叫んでいた「みんながいたからデキること!」というのは本当に真実。ストライクウィッチーズという企画が始まってずいぶんになる。二期やって劇場もやってイベントも何度もやっている。にもかかわらず、今日の公演で「新曲」がお披露目できるということは、まだまだ出資側が「ストライクウィッチーズというコンテンツ」に見切りを付けていないことの証左だ。この状況が成立しているのは、声優さんや制作スタッフの熱意だけでなく、ファンがしっかりと声を出して下支えしていること。だから「みんながいたからデキる」のだ。これは軍事考証担当にして企画者の一人でもある鈴木さんや、勝手連で応援している漫画家の野上さんも何度も言っていることだし。ただ「劇場版」にヒモ付けしたイベントはおそらくこれが最後。つまり…宣伝広告費が一時的にせよ少なくなると言うことでもある。
これは推測だけど、おそらく「三期は角川グループ内でも決定していない」。正確に言えば、「アニメ化を続けることは決まっているが、それ以上のこと(テレビか劇場かOVAかなども含め)は決まっていない」と思う。だから「つづく」としか今は銘打てないのだろう。そして、その戦間期は文字通りファンも声を上げ続けて炎を絶やさず、「別名あるまで待機」なのだろうな、と。だって、ガルパンとかビビッドオペレーションとか、同様の要素を持って評価もされる作品も増えているから、「じゃあSWじゃなくてもいい」という声も出てくるだろうから。
さて舞台寸劇は意外とアドリブあったんかなー。野川"ハルトマン"さくらさんが急病でお休みされている影響もあったんだろうけど、その分園崎"おねえちゃん"未恵さんがはっちゃけてたからある意味ラッキーだった。というか純粋に園崎さんのファンになった。小清水"シャーロット"亜美は、舞台劇と歌っているときのテンションが極端に違うのはなんでだろうか。劇の時はすげーはっちゃけてるのに、「人前で歌うのは苦手」というだけあってか、歌は本当にぎこちなかった。あと門脇"サーニャ"舞以と大橋"エイラ"歩夕はいちゃいちゃしすぎだ(苦笑)。
SEはどれもよい仕事してたよなあ。各ストライカーユニットの発動機音はおそらくどれもネタ元実機の音だろうし、それを会場内に低音効かせて大音量で音移動させながら次々と聞かせてくれるのは震えたし、まさか大和の艦砲射撃音にまでSEがつくとは思わなかった。音的には実物くさいけど、大和主砲の発砲音なんて取材できるわけもないし…。やっぱ湾岸のミズーリなんだろうか。
サプライズといえば2点。

本人も驚いてたみたいだけどこっちも驚いたわ(苦笑)。「おお!ラストOverSkyだ!!」とテンション跳ね上がったらぜんぜん違うメロディーラインが流れてきて「あ・・・あれ?」と。名前呼ぶところも誰に対してなのかわからず、客席全員「はっぴばーすでー、でぃあ(ごにょごにょ)〜、はっぴばすでーつーゆー♪」になってたし。でもまあそのあとの「ペンライトろうそく」演出はなかなかによいアイデアだった。誘導灯を購入できた人はOFFにして、サイリウムの人は腕を下ろして。あれ、舞台から見てたら綺麗だったろうなあ…それでもギリギリ涙腺崩壊しなかった福圓さんはプロだと思った。

  • 鈴木貴昭氏とコール

閉会後、客席二階左翼に鈴木貴昭氏を誰かが確認。いつの間にか、皆が彼に拍手したり手を振ったりしてたら、彼も乗ってくれてコールを返してくれたり万歳三唱したりと大暴れ(苦笑)。おそらくその周囲にも関係者が居たのだろうけど、顔を知っているのは鈴木さんだけだったからなあ…。とりあえず、自分も「三期をお願いします!」と叫んでおいた。