水瀬陽夢と本当は怖いクトゥルフ神話(1)

クトゥルフものという事でジャケ買いしてみたけど、ちょっとはずれかな。どうにも雰囲気が気に入らないし、作風と作画のバランスがとれていない。正直言うと、タイトルにだまされた感が強いのだ。ニャル子とか出てきてだいぶカジュアルな認識になってきたクトゥルフ系だけど、本筋はコズミックホラーであって「人間なんかに理解できるはずもない思考」と相対したときの人の反応を描くのがクトゥルフの面白さでもある。でも、それが本作ではあまり感じられないのだ。
ちょっと調べたらネットに投稿された作品を改名して書籍化したものらしいので、同人誌という認識で買った方が良かったのかもしれない。(タイトルの陽夢って、東方に出てくるキャラクターの名前から取ったのか?ネット上で気軽に発表した作品なら、十分その可能性はある)