境界線上のホライゾン VI(下)

初めてホライゾンで「相対戦」等の戦闘シーンを読んだときは、「こういう描写が読みたかったんだよ!」と膝を叩いたものだけど、さすがにずっと読んでいると慣れてしまってさほどの驚きも興奮もなくなっていた。それが、今回の相対戦は新しい視点を伴ったパターンばかりで、あのころの興奮が戻ってきた。最初からガチ戦闘ではないことが前提だったとはいえ、これだけ多彩で楽しいシーンの連続は至福だった。
特にハッサンは最高だった。もともと好きなキャラだったけど、至上の料理人状態で素晴らしいの一言。料理は心だよなあ。ペタ子と可児のカラオケ対決もアニソン(?)勝負なのに歌の本質を語りまくっていて音楽好きとしては琴線触れまくり。ミトかあちゃんと狐の卓球勝負も「わざわざそこまで描くか!」とばかりの説明状態。ホント、最高だった。
その分、パリ攻めとノリキの描写が薄めだったのは残念だったかな。まあパリ攻めは主要キャラが短くガチ戦闘していたし、天龍の昇華もあったからよしとしよう。戦闘後の両軍の交流シーンとかは個人的に大好きなところだったし。でもノリキは「あれ、これだけ?」という気が。随分前から伏線らしきものはあったからいろいろ描くとおもったけどかなりシンプルになっていた。まあ二人のキャラを考えれば、いちいちごちゃごちゃとするようなこともないからある意味正解なのかもしれないけどさ。実は「ノリキ」の名前の由来とかがわかってなかったから「督姫」と出たときはかなり驚いた。しかしあのヨメ、かなり面倒くさいな(苦笑)。襲名解除だろうし、普通の市民という扱いになるんかな。
これでのんびりできるかと思ったら、4時間後には関東平定イベントかよ(笑)。だけどホライゾンVIIのリリースはしばらく待ちだから、またもどかしい時間が続くな。