パーテーションのMFTが吹っ飛ぶ

以前にHDDの調子が悪くなったので2月に交換したばかりだというのに。データディスクとして2Gを半分に分けて運用していたんだが、ここしばらくPCの挙動が妙に重く再起動を繰り返していると突然起動直後にいつものエラー画面。どうもMaster File Tableが読めないので起動ができないらしい。「MBRじゃないのか…」と思いつつ、この時は起動ドライブがおかしいと思っていた。

1.OSのディスクを放り込み起動テストをかけてみた。読み込みにやけに時間が掛かるが問題なし。「?」となる。
2.改めて起動時のエラーテキストを読んでみると、起動ドライブじゃなくてデータディスクに問題があることに気がつく。
3.MFT復旧方法を調べてみるが、どこを見ても「基本的に諦めなされ」というものばかり。とはいえ、壊れたのはMFTのみで頭数セクタ。普及したいデータもあるしどうにかならんかとあがいてみることにする。

昔にやったのはHDDから異音が出まくったハード的エラーで手のうちようもなかったが、今回はソフトエラー。であれば、どうにかアクセスできればサルベージは比較的行けるはず、と踏んだ。だけど調べれば調べるほど、MFTの破損は致命的であることを知るわけで。とはいえ、「こういう方法もあるよ」的に数多の警告文とともに紹介されていたものがあったので試してみることにした。

  1. Linuxからのアプローチで「koppix ver.7」を試してみたが、該当パーテーションを認識できず終了。
  2. フリーの修復ソフト「TestDrive」MBRやパーテーションが壊れた時の定番らしいが、MFTの復旧もやれるらしい。ここのサイトを見て数多の警告(間違って操作したら終わりだよ!)を踏まえつつチェックをかけてみたが、どうやらMFT本体もOSが保管してたミラーも死んでいる模様。終了。
  3. HDDのまるごとデュプリケイターでコピーすれば運良ければ復旧できる可能性ありという記事もあったので、アマゾンで安いものをポチリ、HDDも調達することにした。
  4. 「TestDrive」を紹介していたHPで、コレでダメなら有償ソフトしかない、とありその中の一つ「Zero Assumption Recovery」を試してみた。MFTを修復するのではなく、純粋に削除されたデータの復旧ソフト。動作制限付きとはいえ最後まで操作できるらしいのが試した理由。スキャンさせたらどうやら予想通りサルベージできそう(「ひらがな」は全部「_」になってしまったけど)だった…が、無償版はまとめて選択できるファイル数に限りがあって限界がある。ライセンスキーの購入代金を見るとクレカ処理でエロゲ1本分の値段。背に腹は代えられないし勉強と割り切ってポチって動作させると…凄い。ほとんどすべてのファイルを別HDDにサルベージできた。凄い。