新世紀エヴァンゲリオン(14)

何年越しの完結だったっけ。その間に本編どころか劇場版まで何度も作られているという状態になっているなんて、漫画版が開始された時には想像もしていなかった。で、この結末はどうかというと・・・劇場版のエンディングの続きといった体なので、まあこんなもんかとは思う。正直なところ、考えていたようなインパクトがほとんどなく、何か淡々と終わってしまった印象すらある。実際、ネット上で評判を調べると本編のエンディングの話はほとんどなく、その後のExtra Stageの言及ばかり(まあ気持ちは分かるから仕方ないけど)。
もっともそうは言ってもエヴァ論含めてその多くは重箱の隅っこレベルまで語りつくされているところでもあるので、貞元版でのエンディングもその中の一つ、という程度の捕らえ方になっても仕方ないのだろう。個人的には、シンジには多少なりとも旧世紀の世界の記憶が残っていればいいと思ったけど・・・あの苦労がリセットされたのはちょっと悲しいので。