銀河機攻隊マジェスティックプリンス

アニメ「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」|OFFICIAL SITE
過去作消化(2013年)。リアル系ギャグロボアニメ、そういうのもあるのか。
キャラデザが平井ということで妙な先入観を持って見始めたけど、早々にギャグが多い展開に驚いたり少し感心したり。ガチガチのメカミリが大好きだけど、これくらいのバランスでゆるい空気を保つのも悪くはない。というか、ある種このバランスはかなり奇跡に近くて、シリアスな空気のミリタリー作品に中途半端なギャグを放り込むと惨事が待っているのがよくあるこの手のジャンルとしてはかなり珍しい部類。キャラの個性をデフォルメして表現していたところも、案外悪くなかった。
ただ問題は物語として完結したかどうかさっぱりだということ。なんせ話数を数えていなかったせいもあって、あれが最終話とはまったく認識できていなかった。24話の決戦終了後にまだ続きが当然あるものと思って録画一覧を見ると表示がない。録画ミス?二期あった?と調べてもそれらしき情報はない。改めて録画タイトルを確認すると、タイトル名が長すぎて見えない箇所に「終」の文字を見つけて「は?」となってしまった。なんか色々あれやこれやの設定ががほうりっぱなしじゃないか、と。
でまあしばらく頭を冷やして考えた結果、これはロボが脇役で残念ファイブのメンバーの日常劇(戦場含む)を楽しむアニメだったのかな、と。そう割り切れば、ウルガルとの関係や戦について突っ込んだ描き方をしなかったのも理解はできる(それが良かったかはともかくとして)。とはいえこのもやもやはなあ。せめてもう一話追加して後日談でも入れてくれればよかったと思うんだけど。何かその辺りを補完するような書籍等は出ているのかしらん。