PSYCHO-PASS サイコパス2

psycho-pass.com
過去作視聴(2014)。これでようやく映画が見れる。
放送当時、1と比較して賛否が多かったように記憶している本作。個人的には1を見た後に「続きがあるならシビラシステムそのものに焦点を当てた物語を作らないとダメだろ」と思っていた口なので、ちゃんとシビラ社会に対する「社会犯罪もの」という作品にしてくれたのは、個人的には嬉しい(常守朱の万能優秀ぶりはちょっと辟易するかもと思ったけど、わずか12話程度で社会犯罪をテーマにする以上はこれくらいのストーリーテーラーをぶっこまないとアカンよな、とも思う)。あと霜月美佳はもっと精神破壊してもよかったんじゃないかなーと(おい)。シビラ社会の暗部に触れすぎて、いわば大ボスの目の前で「SANチェック失敗、アイデアロール成功」という最悪の選択?を行って「真なる狂気直前」になってしまった彼女が、これからどう生きていくのか…というか常守朱とどう対峙していくのか(対峙できるほどの存在になれるかどうかも怪しいけど)も観てみたかった。
いや、それにしてもねえ。これで劇場版をレンタルして見れるぞ!と公式サイトを見に行ったら2019年1月から新作劇場版があるんかいw偶然とはいえどういうタイミングだよ…しかもその第一弾が霜月美佳が主人公っぽいし(苦笑)。シビラの犬になってしまった彼女を改めて主人公に据えてどんな物語を作るつもりなのか、ちょいと気になる。

四月は君の嘘

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過去作視聴(2014)。原作者の鉄の意志に感嘆を。
もとよりヒロインの死亡で物語が終わることは耳にしていた。そのうえで、4話でかをりとの演奏を見た後に思った。「この後、公正とかをりを二度と演奏させなければ、作者はよほどの覚悟をもって物語を作ったんだろうな」と。そして事実上、見事にそれが成し遂げられた。原作を読んでいないので、最後のあのシーンが原作通りなのかアニメ制作側のせめてもの思いだったのかはわからないけど…でも、ヒロインの死を悲劇的に描くことなく、音楽という庭の物語として幕を閉じたのは英断だと思う。
そのほかのキャラたちのその後がどうなったのかを知りたいというのは、これだけの良作であれば見たいという気持ちが非常に強い。しかしこの作品はあくまで公正とかをりの物語でしかない。ヒロインの死によって(それもヒロイン自身の自覚的な死)それが閉じられてしまった以上、少なくとも「四月は君の嘘」という物語はそこまでなのだろう。そして残念なことにそれはとても正しい。(のちにOADが発売されたらしいが、調べるとあくまでキャラたちの子供時代の話だったそうだから、やはり未来を描くのは憚られてたといえるのだろう)
アニメーションの面から言えば、演奏時の動きが非常に素晴らしかった。ピアノは学んだことはないが多少ヴァイオリンを学んだ身からすると、かをりの演奏中の、そして「間奏中にヴァイオリンを弾いていないときの奏者の所作」の原画マンの観察力に脱帽した。そう、「演奏をしていないときの奏者の動き、特に紙をロングにしている女性の演奏時の所作」が、私が演奏会で見たことのあるそれとまるでそっくりだったからだ。あの瞬間を見れただけでも、この作品を見た価値、そして称賛する価値があると個人的に思うほどだ。すでに四年も前の作品だったとはいえ、短期間で一気見できたことは幸いだったように思う。そしてかをりの魂に幸あれ。

閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-

今期開始枠。あー、予算すくねー。
原作プレイ済み。とはいえ、正直なところかなり出来はひどい。エロメインなのはわかり切っているけどそれにしてもキャラに色気がなくて「とりあえず尻と乳をほうりだしときゃいいんだろ」的ないい加減さが透けて見えてどーにも…それに謎の光が仕事するからなおさらねえ…。(AT-X盤は未確認だけど、一応こっちは光は消えているのかな?)
正直なところ、もうちょっとシリアスかエロにしっかり方向定めた方がいいと思うんだよね。それこそ退魔忍シリーズみたいに徹底的にシリアスにして、ミスった時の凄惨さで落差を見せるやり方の方が作風としては正解だと思う。実際、ベースとなったアクションゲームはかなりちゃんとできているし(初代なんてエロ抜きでめちゃめちゃはまった)、スマホゲーのSHINOVI MASTERの出来もまあそんなに悪くはない。それだけにアニメの出来のいい加減さが目について残念でならない。

とある魔術の禁書目録III

toaru-project.com
今期開始分。まあいつも通りか。
原作未読。正直なところ、このシリーズは惰性で見ているとしか言えない。色々凝った設定は毎回仕掛けているけど、結局それをひたすら語っても最後は男女平等パンチでクリアされてしまうので、エヴァのアスカじゃないけど「無敵の上条さんがなんとかする」だけになってしまってどんなに物語をギミックしたところでワクワクがない。じゃあなんで見ているのか…うーん、なんだろう。アニオタとして1つくらいはメジャーどころを見ておこうという程度の意思なのかな。

RErideD-刻越えのデリダ-

rerided.com
今期開始枠。SF枠…というより安倍さん枠やね。
オリジナルなのかな?正直内容よりも安倍吉俊さんのキャラデザという一点で視聴を決めてたからSF枠だったのは意外だった。とはいえ今時貴重なSF枠。大事に見ていきたい…けど、ちょっと時間シフト系が発生しすぎて物語が少し不安にはなっている。なんというか…重い設定にしたいけど、作風がそれを追い切れていないというか。灰羽lainレベルの重さが欲しいわけではないけど、せっかく安倍さんをシリアス枠で使っているんだから(ギャグ枠だと糞先生とかになるけど!)そこは生かしてほしいな、というのが正直なところ。

アイドルマスター side M 理由あってmini!

今期視聴分。まあこんなもんでしょ。
原作少しだけプレイ。アイマスシンデレラガールズのミニ劇場枠なので特にコメントなし。できればフル盤の続きをやって涼ちんエピソードが見たかったんだけどね…そこに876プロの話が出てくればうれしいけど。とはいえ、大食いネタに765のお姫ちん(らしき人)が出てきたから期待してもいいのかな。

ゴブリンスレイヤー

今期開始分。TRPG好きには色々楽しい。
原作既読。もともとTRPGをネタ(半ばリプレイ?GM泣かせやな…)にしているせいか、かつてD&DやSWで楽しんだ身としては非常に面白い。エロゴア表現については賛否あるだろうけど、ゆるゆる俺様無敵ファンタジーがまかり通ってる今の日本のファンタジー作品市場にはこれくらいのカウンターは必要ではないかと思う。実際、D&DのLv.1魔法使いなんて、下手しなくても「体力1」ってことはざらだしな。現時点で5話まで終わってるけど剣の乙女を先にやるのがちょっと驚き。個人的にはゴブリンとの市外集団戦の方がアニメで見たかったからなあ…。最後の大取として残しているものと期待したい。