冬コミ(C99)延期
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いやまあ…予想はしてたけどやっぱショックよね。来年のGWを目指すとあるけど、まだまだ楽観視できないのが事実。というか、オリンピック開催が決まった時点から「コミケヤバイ」と言われて、そこにコロナ直撃というWパンチで、日本の同人誌文化自体がかなりまずいことになっている。
たとえ同人誌を書く作家さんが生き残っても、コミケ(または同人即売会)を支える周辺環境が生き残れる保証がないからだ。その筆頭は同人印刷会社であり、イベントにモノをレンタルする会社であり、それに付随して動く様々な人たちだ。コミケ単体で言っても、あの50万人を超える参加者をボランティアだけで仕切れるのは、毎回スタッフが参加してノウハウが伝承されているこそであり、コミケの中止が続くとその伝承が途切れることになり、「参加者は増えても、秩序を維持し管理できる人がいない」という最悪の事態が待っている。
コミケにソロで一般参加し始めて20年を超え(!)、C100を節目にいったん引退しようかとも思っていたけど、果たしてその日が来るかどうかすら心配になっている。
幸いと言っていいかは微妙だが、山田太郎議員を初めとしてコミケ文化や中小企業のイベント会場確保に強い関心を持っている国会議員が動いてもらっていることが救いだが、「オリンピック」はもはや国家威信と金が動くイベントであり、それによって被害を受けることを何とも思わない人も多いだろうから、仮にコロナがなかったとしてもそう簡単に決着のつく話ではないだろう。今は少しでも早く、同人文化の維持のためにやれることをやるだけだ。
星井美希とlain
7/11に765プロ所属アイドル星井美希がshowroomにて僅か30分とはいえリアルタイムコンサートを、そして7/12にニコニコ生放送にてserial experiments lainの一挙生放送があった。ある意味、「ネット」というキーワードにおいて特別になった二日間かもしれない。
星井美希 in showroom
リアルタイム3Dモーションでショーを行ってきた「THE IDOLM@STER MR ST@GE!!」。そこでやる予定だった星井美希の公演がコロナで中止となり、その代わりとして行われたもの、ということになっている。MR ST@GEは秋月律子回に見に行って、会場のファンとリアルタイムにやり取りをするその様子に度肝を抜かれた事を覚えていたので、おそらくその延長線上であろうとは思っていた。違うのは、MR ST@GEはチケット争奪戦と居住地に恵まれた一部のアイマスファン(それも無印アイマス=765PROASのファン)にのみ話題になっただけだったものが、無料でネットに公開されたということだった。わずか30分とはいえ、あの時自分が感じた衝撃をアイマスファンが感じてくれればいいな…程度には思っていた。始まるまでは。
showroomは少ししか行ったことがなかったが、星井美希のカテゴライズが「アイドル」であり、いわゆるヴァーチャルキャラ扱いではなかったことにまず少し驚きと感嘆を覚えた。長年のアイマスファンとしては、このカテゴライズだけでも喜ばしいことだった。そして公演開始…MR ST@GEを経験していたにもかかわらず、ゲームキャラがリアルタイムでリアル世界に侵食してくる様子は、やはり衝撃だった。もちろん、そこには10年以上を重ねるアイマスというコンテンツの分厚さと、プロデューサーの指示が不要なほど星井美希と同一化した声優さん(長谷川明子)とアクター、そして何よりバンナムが培ってきた技術力が津波のように押し寄せてきたことも要因だろう。それを10万人近くのユーザーが眺め、騒ぎ、話題にし、(その意図が星井美希とバンナムにはなかったにせよ)ある意味近い分野である「Vtuber界隈」に激震を起こしたという事実が、多くを語るまでもなく「事件」となった。正直なところ、ここまでの騒ぎになるとは想像もしていなかった。一アイマスファンとして「うれしいなあ。少しでも多くの人が見てくれればなあ」程度だったからだ。幸運にも、アーカイブ化を検討してくれているようだが、あの衝撃は「リアルタイム」であったからこそ感じられるものだと思う。もしかしたら、別のアイマスキャラで同様のことをやってくれることがあるかもしれない。今回、リアルタイムで見れなかった人は、ぜひ見に行ってほしい。「初音ミクが舞台で歌い踊る」とは別次元の驚きがあることは保証する。
serial experiments lainの一挙生放送
「カルトアニメ」…という枠組みは、リアタイ視聴者で純粋な作品なファンとしてはあまり好きではないのだけども、それでも20年以上話題にされてきた以上は、その看板は勲章にもなるのだろう。というか、令和の時代にニコ生でlainを実況できる日が来るなんて誰が想像したか。
もう何回見たかわからないが、初見が見るにはやはり覚悟がいる程度にハードルは高い。あのころは週一だから十分考えたり休んだりする時間があったが、一挙放送だとそんな暇は与えてくれない。…そういう意味において「委員長・月ノ美兎」の解説付き実況は初見には本当に助かったろう…(というか、ムカデ人間の時も思ったけど、委員長の博識とトーク力の高さはなんなんだろうな、ホント)。
とはいえ、20年以上前の作品とはいえ、見るたびに何らかの発見あるいは示唆に気づかされるのが本作。玲音・レイン・れいん・lainという多重少女の物語とも言えれば、リアルとネットの境界線の話ともいえ、放送当時にネット界隈で「ネット論・哲学論・心理学」が入れ混ざって様々なコミュニティが議論や考察を行い、PCの壁紙をlain風にするツールが有志の手によってあまた作られたのも、今考えても当然だろうな、と思う。(もちろん純粋なファンアートやギャグサイトもあったけど)というか、今のOS環境に合わせたlainネタツールが欲しい。
余談だが、久々にゲーム版lainを引っ張り出し恐る恐るPS2に突っ込んだら無事に起動した。PS1当時の「あまりの挙動の重さ」は多少解消されてはいたものの、やっぱり「これはゲーム…ではないよなあ」という不思議なモノと思う。コレクターズアイテムなのは間違いないが、アニメ版lainを知ったからゲーム版もやってみたい、程度で手を出すと(多分悪い意味で)やけどをするから注意をした方がいい。まあ…今や市場で数万のプレミアがついているらしいし、現在の版元も再販する気は皆無らしいので仕方ないともいえるけど(クラファンで金集めてsteamで公開するのが、今時のやり方なのかもしれない)。
ミリシタ3周年カウントダウン特別企画 ミリオン1st~5thLIVE一挙放送!!!
リアルタイムではとても全部は見れないので、TSと土日を駆使して全部を見ることができた。アイマスの現場はASで一回しか経験したことはなく、ミリオンの現場がどんなものかは知りえなかったけども、1st
から連続して見ていると演者の経験の積み重ねも相まって非常に興味深く見れた。…8月に予定されていたアイマスASライブ、行きたかったなあ。
ただ…基本的に2次元と3次元は切り離していたい気持ちが強い自分としては、連続でライブを見ることでその気持ち自体はより強くなってきた気がした。というか、より違和感が強くなったというか。どちらが悪いというわけではないんだけどね。それぞれは素晴らしいと思っているし。ただ、それをつなげることに上手く言葉にできない違和感がより強くなってしまった。むう。
アイドルマスターミリオンライブ、アニメ化決定
ネットでの特別番組内で発表。
他のアイマスシリーズと違ってずっとアニメ化されていなかったので、「このままミリオンはアニメ化されないのでは」なんてうわさまで流れていたので、うれしさよりもほっとした感情が先に来た。ただ、これまでアイマスアニメシリーズを担当していたA-1 Picturesではなく白組が制作を担当。監督も錦織さんではない。同じ制作会社だからこそのクロスワールドなアイマス世界の楽しみがあったから、それがオールリセットされてしまうのは正直悲しい。劇場版にミリシタの一部メンバーが参加していたこともなかったことにされてしまうのだろうか。
いや、白組自体は制作会社としてはかなり優秀だ。特にCGを使わせればかなりの経験を持っていて、そういう意味での不安はあまり感じていない。ただ従来の「アイマスアニメワールド」の世界線からは離れてしまうことが寂しいかな、と。あとはせめてASの連中が先輩枠で少しでも出てくれれば溜飲が下がる思いなんだけども。
推しが武道館にいってくれたら死ぬ
もともと本屋に並んでいた漫画の表紙には気になっていたけど、ちょうどアニメ化だったので見てみたが…うまいことアイドルオタと純粋な推しの感情を表現していて意外に面白かった。なんというか、報われないあまたの地下アイドルとそれを応援するオタたちの感情を代弁してるのかなあ、と。