トクサツガガガ(5-8)

トクサツガガガ 5 (ビッグコミックス)

トクサツガガガ 5 (ビッグコミックス)

トクサツガガガ 6 (ビッグコミックス)

トクサツガガガ 6 (ビッグコミックス)

トクサツガガガ 7 (ビッグコミックス)

トクサツガガガ 7 (ビッグコミックス)

トクサツガガガ 8 (ビッグコミックス)

トクサツガガガ 8 (ビッグコミックス)

毎回ネタ出しが大変そうだなあと思いつつも、各方面のオタクの心の琴線に(良い方向で)触れるエピソードが多くてうれしい限り(わたモテと逆の意味で)。日朝特撮アルアルだけでなく、ついにゴジラ級のネタまで手を出し始めたか。
この作品の何がすごいって、色んな特撮ネタ用の作品を全部オリジナルで処理していること。勿論、古今東西の特撮作品のオマージュであることがほとんどだけど、その作品のアウトラインだけでもちゃんと設定しておかないと、いつか話しに破綻をきたす。てことは、トクサツガガガの本編を執筆していると同時に、作品内作品の執筆を行っていることでもあるわけで・・・そりゃ大変だわ。

ブレイブウィッチーズ

w-witch.jp
今期開始第10弾。本当に楽しみにしていたんだが…これは。
原作シリーズ既読で大ファン。ようやく新しいテレビシリーズということだったんだけど、正直CGの出来や演出がどうにも稚拙で本筋がなかなか頭に入ってこなかった。動かすことで精いっぱい、ゆえに演技に手が回らないから遠景か高速機動でごまかすようなやり方。雨の演出もCG導入をしているけども、2Dとの親和性調整がまだまだ足りない。じゃあ、従来シリーズで高村監督が得意としたクロッチ演出はあるのか…といえば、それもない。従来シリーズでは手書きで対応していたシーンでも、例えば空中飛行シーンでは積極的に3Dモデルの導入をしているのだけども、その3Dモデルも形状が正直見劣りするといわざるを得ない(少しでもアップになるとかなりやばい)。救いは2Dキャラは綺麗に描かれていることか…だが、高村監督お得意の見せ方がほとんど封印されているのはどういうことか。ストライクウィッチーズ第一話は、(当時のアニメシーンとしては)奇抜な恰好、ミリタリーファンも喜ぶ各種描写や演出もあって見事につかみが成功したのだけど、こちらは正直「手書きのキャラのところはきれいなんだけど…ね」で留まってしまう。空母や駆逐艦を出したのは良かったけど、モデル自体が極めてのっぺりで、しかも強く墨塗りすることで細かい形状を見せるつもりがあまりない。SILVER LINKは一応OVAとか担当していたはずだから、SWシリーズとしてどういう映像を作ればよいのかはだいたいわかっていると思っていたんだけど…。
つまるところ、「なあ、SWシリーズである以前に、人気アニメ続編として本当にこれ大丈夫なのか?」と思ってしまったのが正直な感想だ。もっと喜びにあふれた感想を書きたかったんだけど、これが本音なので仕方がない。好きなシリーズだから最後まで見続けることは確実だけど、この落胆or失望を先々挽回してくれることを心から祈る。

バーナード嬢曰く。

www.dreamcreation.co.jp
今期開始第9弾。いやまさかアニメとは。
原作既読…といっても読んだのはつい数か月前だけど。ずいぶん昔からシンプルな白表紙は気になっていたんだけど、どうにも手が出なかった。で、ちょっと小銭が入った勢いで買い、読み、いろんな意味で商業ベースに乗ったことに驚いてたのに。それでアニメとは。視聴者どこだ(おい)。
まあとはいえ、第一話は考えていたよりましだった。もっとグダグダか純粋につまらないと思っていたので、本読みあるある的にラッシュしてくれれば、5分帯アニメだし肩ひじ張ってみる必要もないから、案外いい具合なのかもしれん。

競女!!!!!!!!

TVアニメ『競女!!!!!!!!』公式サイト
今期開始第8弾。想像以上のバカだったw
原作未読。とりあえず物珍しさで見てみたけど、「ちゃんと18歳以上設定か」「ギャンブル対象なのか」「…うわー、馬鹿を本気でやっとる」と変な意味であきれているうちに一話が終わってしまった。物語としてはよくある美少女ギャグ系のスポ根アニメっぽいので、結局この尻相撲をどこまで「まじめな競技」として描き続けられるかが勝負だろうな。単なるエロの延長戦だけで描いてしまったら、多分何も残らない。まあ内容からして、1クール終わった後に何かが残るアニメでもないだろうけども。

文豪ストレイドッグス(8-11)

鼎戦が終わって平和シーンが続くまでは良かったけど、その後の対ロシア戦の展開が正直予想が出来ない。これまでは素直に異能バトルで正面対決というところだったものが、一気に陰謀戦がメインになって読者にも分かりにくくなってきた感じ。あるいは、推理好きなら分かる話になっているんだろうか。この当たりは、原作者と漫画家の意思疎通、そしてそれをどうやって読者に見せる(見せない)ようにするのかの技量がそのまま出てくるからなあ。
少なくとも「有名な作家名を使っているけど、どうやらその作品の大半は読んでいない説(ド嬢かよ!)」があるくらいだから、自身の技量次第になる部分はしっかりと展開して言って欲しい。

戦国機甲伝クニトリ(1)

戦国機甲伝クニトリ 1 (SPコミックス)

戦国機甲伝クニトリ 1 (SPコミックス)

あさりよしとおの新作を久々に気が付いたので購入してみた。オリジナルな話かな…と思ったら、戦国時代をあさりよしとおが色々アレンジを加えたものだった。まあらしいといえばらしいけど、もう少しオリジナルなものを見たかったかかなあ。でもあさり先生の作品はなかなか読めなくなってきているからなあ。

魔法少女育成計画

mahoiku.jp
今期開始第七弾。まどかフォロアーないしはリスペクト作品か。
原作未読・・・というか「なろう」作品の青田刈りなのか。なんというか申し訳ないけど、もう冒頭からまどかマギカの雰囲気が、見ている方としても作品の中からも感じられてどうにも居心地が悪い。コンセプトもまどかマギカ達にバトルロワイアルをやらせましょう、というのも第1話から見せてしまうのもつまらない。ということは、基本的にファンシー魔法少女達の相対&殺し合いっぷりを楽しむ?作品になるのかな。
いや、まあそれはそれでいいのだけど、作品独自の強さがないと、結局「まどかリスペクター」で終わってしまうだろうな、と。その差別化の一つが「魔法少女=少年」なのだろうけど、それはそれで今やテンプレートだしなあ。多分この二人の殺し合いか、片割れが死ぬのも確定だと思うし。果たしてそれが可能なのかは、現時点では正直なんともいえない。けど、今は失速要素の方が強いかな、と感じる。