おおきく振りかぶって/ひぐちアサ(講談社)

鬱系ストーリーがメインだった人がこんな作品を描くとは。
掲載誌の次回発売日を心待ちにしたなんて、それこそ十数年ぶり。
 
何が良いって、ちゃんと「チーム」が書かれている事。
この手の話って、エースピッチャーと4番バッターとライバルだけで成立することがほとんどだからこんなに細かくチームメイトを描き、試合の駆け引きをベンチを含めて描く作品は滅多に無い。
絵は確かにクセがありすぎるけど、それを相殺して余りある。
今後も楽しみ。