電車男

話題は知っていたけど詳細は知らなかったんで、調べてみる。
話自体も凄いけど、その情報がここまでネットを駆け巡っていたとは。
せっかくなんでblogやら個人サイトも渡り歩いた結果、世代間での認識でも結構違うことにも驚き。
世間から文化人・有名人と認知されている人にすら、(実際の言葉は色々違っているが)「悔しいけど世代を感じる」と発言させているとは。
 
媒体の新旧でも反応が違う気が。
ネット系や流行系の若い媒体だとかなり好意的に扱われているんだが、新聞(特に大手系)の古い媒体だと、間接的にではあるが嘲っている&理解不能に陥っている。
まあ、もとが2ch発ということもあるので警戒するのは当然とも言えるけど、この状況を見ていると、旧来からの大手マスコミのネット対応が今ひとつ踏み込めない理由も分かる気がする。
 
最初は相手に対する信用の方法が違っているとも考えたが、ネットの普及による情報伝達・拡散速度の大幅な増加への対応力の差かな、と思うようになった。
 
考えて躊躇していると、現在のネット速度には到底間に合わない。
だから、苦くても痛くてもまず咀嚼してから飲み込むか吐き出すかを決めるのが今の世代。
逆に、旧来の速度のままで理解しようとするあまり結果的に追いつくことができず、自己正当化のために周囲の速度を異端視することで安定を確保しようとするのが以前の世代。
(まあこう書いている段階で、自分自身にも結構バイアスかかっているなあ、とは思うけど)
年齢や世代の壁は、本人の努力とセンス次第でいくらでもクリアできると思っていたけど、やはりその時代を生きてきた背景を皆が背負っている限りは、限界があるということを改めて痛感。
 
 
 
…なんてクソ真面目に書いては見たけど。
やっぱり物凄く羨ましいぞ、うん。