セルロイドヘヴン (ファミ通文庫)(くげよしゆき/ファミ通文庫)

セルロイドヘヴン (ファミ通文庫)セルロイドヘヴン (ファミ通文庫)
ナイフの知識はあまりないので、多分作者の楽しみの半分は理解できていないのだと思う。刀剣類は好きなんだけど、それにまつわる知識はからきしだし。肉弾戦シーンや、主人公の(極めて鬱屈した)心理描写は気に入った。
だがッ!しかしッ!そんなことはどーでもいい。「パレアナ」という単語はよ〜〜〜くわかるッ。つーか、彼女をこういう使い方しますか。最初は偶然かと思ったけど、その直後にある少女時代の彼女の服装の描写を読み「…ぜってー、わざとこの名前使っている」と確信した次第。おかげで、そっち方面でとても楽しく(?)読ませていただいた。この読み方でも、作者は絶対に喜んでもらえると思う。ビバよかったさがし。
…いいのか、こんな感想で。
P.S
ひょんな機会でご本人と話す機会があったのでパレアナのことを聞いてみたら、「ようやくそこにツッコミ入った!」とお礼を言われてしまった。え〜、こんな分かりやすいパレアナネタあちこちあったのに…。ツッコミがなかった事実の方が驚きだよ。