竹島問題

ここしばらく強い関心を持って見守っている事件。というか、本当は「領土(広大な海洋領土も含む)を奪われるか否かの国家存亡の危機」であり、公然とそれを奪われようとしているってんだから、無関心には居られない。しかも、日本側には譲歩する理由なんて微塵もないのに、それを実行しようとしているというし。
正直、今回の交渉は「日本が1つでも譲歩してしまえば負け」と思います。この負けは、おそらく中国や韓国が自国領土and海洋領土を主張している問題に当然波及するでしょう(沖縄、対馬尖閣諸島沖ノ鳥島etc)し、前例を盾にさらに強い譲歩を強いられ、国際社会からも「日本は自国領土の危機にもこういう対応をするのか」と分かっているので支持も得られません。そうなれば、もう国家としての日本は"四等国家"以下でしょう。自国領土すらまともに守ることが出来ない国に期待する国があるはずもありません。
今回の問題は「名前の問題ですむ話ではまったくなく国連海洋法条約に基づき2009年までに調査・報告をすればさらに海洋領土の延伸が認められることによる領土問題(漁業権、海底資源引いては日本経済や国際政治での日本ブランドの失墜も)である」というのは各所で指摘され始めていますが、テレビやマスコミだけを見ているととてもそんな雰囲気ではありません。某コメンテイターに至っては「日本は悪いことをしたんだから、あんな小さな島あげてしまえ」とまで言い放ったそうですが・・・。
韓国の絶対勝利条件は1つだけ「海洋調査をさせない」、これだけです。あとはおまけのおみやげがどれくらい増えるかの問題だけでしょう。
外務省*1・・・いや"害"務省は「海洋会議で名称変更を提示しなければ調査しない」と提案しているようですが、これがどれほど無意味な提案か分かっているんでしょうか。韓国が本当にその約束を守る保証がどこにあるのか、会議の席上で韓国が提案したとき、日本が「それは約束と違う」と言ったところでどれほどの意味があるんでしょうか。歴史を紐解けば、そんな前例はいくらだってありますし。そして何より「名前だけでなく領土そのものが取られた上、今後日本にとっての負の連鎖の引き金に過ぎない」ということが害務省が分かっているのか、はなはだ疑問です。正直、今の政府や外務省は韓国と中国(その国家や彼らを支持する各種国内団体)に国家ごと乗っ取られることを望んでいるのではとすら想像してしまいます。*2
仮に不幸にして戦争が始まれば日本が勝つという論もありますが・・・かなり楽観的かと。先制攻撃が出来ず、文民統制が強すぎてまともに動きも取れず、領土問題に米軍が協力してくれるとも思えず、そして継続戦闘可能なだけの火器弾薬があるかもわからないというのに。というか、韓国側も撃たないでしょう。弾を撃たずとも勝手に土地と領土が手にはいるのに、わざわざ手を出すほどの馬鹿とは思えません。(というか、そうであってほしい)
仕事で良く会う韓国の方は良い人なんですが、これが続くとかなりの自制心が求められるのかもなあ・・・。*3

*1:今になって「ちゃんと交渉して国際社会にアピールする必要がある」と言っているそうです。まあこれは正論ですが・・・そんなものは数十年も前からやらなくてはいけない話で、今更感が強すぎです。怠慢and弱腰外交and特定アジア迎合外交のツケが回ってきているだけ

*2:国家の価値が下がれば海外からの支援や協力も優先順位が下がり、経済力も下がりますから、無関係と笑っている若者も数年経てば、娯楽や贅沢とは無縁な悲惨で不潔な国が自身の現実になるんでしょう

*3:でもマスコミがムリヤリ作り上げている韓流は大嫌い。年配の知り合いの中には、韓国は反日教育を一切やっていないと信じて疑わない人もいるし