銚子電気鉄道

銚子電気鉄道株式会社
地方ローカル線の困窮はどこも同じ状態なんだけど、その状態の上に元社長が1億円以上を横領という泣きっ面に蜂を地でいっている会社がここ(本社の建物が、「どこの物置?」と言いたくなるくらいボロボロの木造)。本当は廃線になっても不思議ではないのだけれど地元住人の廃止反対の声と従業員の努力でなんとか生きながらえているらしい。・・・・・・そして、それの努力を軽く吹き飛ばすトラブルを抱えてしまった結果、打った手というのが「ぶっちゃけ話をして、なんとか助けてもらおう」という前代未聞の手段だったりする。
ただ、他の救済支援宣言と違って好感度がもてるのは「助けて欲しいので名物濡れ煎餅を買ってください」という手段。もうね、これだけで山田洋二監督あたりが”日本的泣きの映画”を一本撮ってもバチは当たらないというくらいの涙ぐましさ。本当になりふり構わず「金をくれ」と叫ぶのではなく、「自分たちの商品を買ってください」という自分たちのプライドを最後のラインで踏みとどまっているのも涙を誘う。ともあれ名物らしいので、買ってみようかなあ。関係者の皆さん、がんがれ。
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