おそらく、
ストラトス・フォーとしての最後の企画作品になるだろう一冊。表紙からはただの
美少女アニメ然としたものしか読み取れないけど、その中身はこれまで
ストラトス・フォーに付いてきてくれた連中がどんな人々なのかを分かった上で構成されたものになっている。なんせ冒頭の序文だけを読んだら、とても
美少女アニメに向けて書かれた文章とは思えないんだから。むしろ、数多いる宇宙ファン・
航空ファンに向けた言葉になっているし
*1。確かにキャラクター紹介のページもそれなりにあるけど、それ以上に飛行機・メカ・(おなじみになった)ヒコーキスキーの座談会・専門用語集等々、そちらのほうがずっと面白い。(
TSR.2実機の写真と、
岡部いさく氏の濃ゆい説明もてんこ盛りだ)・・・ホント、このアニメは幸せなアニメであったんだなあと今更ながらに実感する(色々グダグダの展開もあったけどね)。願わくば、この世界観を受け継いだ新作がいつか作られて、今度こそしっかりと大風呂敷を畳んでくれることを切に願うばかり。