同人誌即売会規制と表現規制

都産貿台東館は10年間同人イベントが禁止されていたなんて話も出てきている本件だけど、一般のネット界隈を見て回ると、案の定「キモイから潰して正解」という論調が主流を占めているようで・・・沖縄"11万人"集会や"自然保護団体"らしいグリーンピースと同じく、感情論だけで物事を進められているわけで、そのうち「法治国家」なんて言葉が死語なる日も近いかもなあ。(この理屈、一般的な社会差別と同じもの)
人の嫌悪&好き好きは千差万別であり、その事実をまず受け入れた上で考えるのが人と付き合うポイントでもあるんだけど、その部分を完全否定して始まるつきあいにどれほどの意味があるのか。それに今回の出来事により、「感情論だけによる相手の全否定とそれを容認する社会」という構図に突破口が開けてしまうわけで、あとは同じ理屈でどんどん展開されるのは目に見えている。メジャーと思っていた自分の考え・行動がマイノリティーになったと気がついたとき、おそらくそのときは全てが手遅れで回復は絶望的だろうし。「どんな正しい論理だろうと、声が大きい方が勝ち」というのは、まさにこのこと。
このような動きに合わせるように「著作権違法をネタにしたネット規制法案」「児童ポルノをネタにしたゲーム・雑誌規制推進」などという(見事な誘導尋問式"世論調査"による)世論誘導も展開されているし・・・。自己制御すらできない日本人が増えているのに、それがまったく問題視されていない現実はかなりヤバイと思うんだけどね。
(追加)こちらのブログに、アンケートの内容と方法について説明があった。印象操作を行うためのアンケート調査がどんな物なのかが良く分かるので、ご一読を。