図書館革命

図書館革命

図書館革命

図書館シリーズ最新にして最終回。主人公や脇役周りについては、いつもの有坂節が全開なので安心して読める。ほんのちょっとだけ、コレまでに比べると起伏が緩いかなとか思ったりはしたけど。何というか、一番最後は派手なドンパチやらかして終わりにするのが恒例のように思ってしまっている俺も問題だけどさ。土佐弁が一回も出なかったし(それはいつものこと)。
でもまあ、書いている内容がタイムリーというか何というか。先だっての同人誌即売会の禁止や検閲がらみの話が出てきた時に一番心配だった方向性が、物語の中でかっちりと書かれているのにはまいった。有坂さん自身の意図は色々あるんだろうけど(あとがきを見る限り、タダの酔狂でこういうテーマを選んだわけではないというのは良く分かる)、ネット規制法案やら人権擁護法案の復活やらと合わせて、ある意味一番今に近い内容だったりして。まあ、こういう感想はご本人の意志にそぐわないのかもしれないけど、やっぱそう言うことを考えてしまう一冊だと思う。
それにしても・・・アニメ化とはねえ。映像化されるかな、とは思ったけど実写の可能性を考えていたからなあ。
ダウンロード違法化、著作権非親告罪化についてのまとめ - Seesaa Wiki(ウィキ)
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サルでも分かる?人権擁護法案