ポメラ

キングジム デジタルメモ ポメラ DM10 プレミアムブラック

知り合いからの情報で知った一品。欲しい人にとってはまさに「待望の一品」であり、そうでない人にとっては「ゴミの役にも立ちはしない」というほどに見事に用途を限定した「携帯型電子メモ帳」。いつもは文房具やテプラを作っている会社が何を思ったのか企画＆製品化したら、『初音ミクが馬鹿売れして売った本人達が唖然としたクリプトン』と同様の事が発生しているという愉快な商品。自分はヨドバシで買えたのだけど、店員曰く「たまたま予定外に昨日入荷したんだけど、アナタのでもう最後です」とのこと。運が良いのか悪いのか。
この製品に惹かれた理由はいくつかある。文字入力のみに特化していること*1。入力ツールにATOKを採用していること。出力データがテキストデータ（〜.txt形式と言うこと）であり、PCとの情報連携が極めて容易であること。このサイズにしてフルキーボードであること。起動時間が極端に短いこと。
このうち、個人的に一番支持したいのが「.txt形式」であること。これまでメモとして携帯電話のメモ帳とかを使うときもあったけど、ただのテキストなのにPCとの連携も非常に面倒で「ただのプレーンテキストがなんでダメなんだよ！」と何度も怒ったことがあったので、USB一本であっさり解決したこのマシンはまさに夢の機械。電池は単４のみでACアダプタ運用は考えていない点はちょっと残念だけど、機能が極めて限定しているだけ合って電池の持ちも異常に長い。なのであまり問題なし。
とはいえ、少し不満もある。フルキーボードは素晴らしいんだけど、その機械構造上ちょっと安定感が足りない。またキーストロークが自分にとっては多少深すぎる（これは場所が悪いところでのミスタイピング対策と考えれば納得できなくもない）。さらさらどざーっと打ちたいところを、一文字ずつ確認しつつ打っている感じがしている。ちょっと指がつかれてしまう。
でもその程度。しばらくはあちこちで使ってみる予定。

*1:ずっと昔の液晶ワープロの現代版という言い方がぴったり。