ソフ倫の規定変更騒動

関係者のブログやら記事、その他関係しそうな所の情報を色々調べてみたけど、どうやら今回の件は、TBSの報復報道を伴う飛ばし記事の可能性が濃厚になってきた。もっとも、その手の情報が書いてある記事は「なぜか」書いたと思ったら削除というパターンが多いから、追いかけるのも難しいけど。とりあえずざっくりまとめてみた。あと「情報の真偽は自己責任で」と一応言ってみたりして。

ソフ倫

  • 関係各社に送られたFAXによると、「TBSの報道はすべて事実無根」とのこと。
  • ソフ倫が登録会社を集めて6/2に会議を行うことは事実。その理由も昨今話題になっている規制関連が原因である。
  • 会議の趣旨は今後の方針を話し合うものであって、「陵辱系は全面禁止」等の決定通知を行うものではない。
  • おそらく「禁止」等の対応は実施されない。あまりに反応が短絡的で過剰であるため。
  • ただ、世間(正確には一部の人権団体・フェミニズム団体・彼等の支援を受けている政治家のみ)で話題になっていることでもあるため、一定のガイドラインが追加される可能性は高い。
  • あまり知られていないが、ソフ倫の活動は、政府関連機関から一定の評価をもらっているらしい。

ソフ倫からこの手の基準改定についての一般情報公開がなされることは過去にもないので、今後の進展についても関係者の記事やらブログを追いかけるしかないだろう。でも、常識的な対応になりそうでひとまず安心。なんせ、これがクリアすれば「エロゲ全体」→「マンガ・アニメ」→「その他"世間支持を得やすい不都合なメディア"へ波及」というのは目に見えているので*1

●TBSの動きについて

  • 英国で話題になったゲームについて、ソフ倫に取材申し込みがあり、インタビューを行った。
  • しかし、報道内容がねじ曲げられて全く意図しない内容に変更されていた。
  • その後、再度TBSから取材申し込みがあったが、上記理由でお断りをした。
  • 公明党議員*2(?)から、ソフ倫が6/2に会議があるという情報のたれ込みがあった。ただ、あくまで「会議がある」だけの情報だったようだ。
  • 「取材を拒否られた」「会議の開催の情報」から、TBSが飛ばし記事を報道する。

どうも、こういうオチのようだ。実際、このニュースについて他の報道機関ではほとんど報道されていないらしい(未確認)。ただ、この「TBS側の飛ばし記事」という話自体がデマなのか・・・というと、過去のTBSの所行をみるとオタク系の記事のみならず飛ばし・捏造・偏向報道のオンパレードであるため、「TBSならあり得る」と素で考えられるのが恐ろしい。一時期は放送免許取り上げの一歩前まで行ったというのに、まるで懲りていないんだよな。
ということで「なら全て安心」なのかというとさにあらず。報道は「一度公共に流してしまえば、あとは勝手に拡大する」という要素もある。つまり、捏造だろうが偏向だろうが、「一度視聴者に強烈に印象づけてしまうと、それを基準として民衆が考えはじめてしまう」ということである。テレビの電波に乗せ、民衆に意識を植え付け、関係者が大騒ぎすることで(これは私も含む)、結果的に「意図した方向に世論を持って行く」ということについては、大成功であると言える。それこそ、「P2Pで放流されてしまった機密情報・個人情報」のごとし。この時点で、TBS側の勝ちとなってしまっている。この点は悔し限り。
ともあれ、今後の動きも注意してみていきたい。

*1:過激な人権&フェミニズム団体は、犯罪誘発とは関係なく「存在自体が悪」という観念で動いていることに注意。

*2:公明党は、ゲーム・アニメ・マンガ等の表現規制に積極的な党。創価学会の方針らしい。