現代萌衛星図鑑
- 作者: しきしまふげん,松浦晋也,へかとん
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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で、内容は…かなり真面目な衛星本でした(苦笑)。いえ、適度に人工衛星を擬人化っぽく表現した文章ではありますが、極度にそれに依存した物ではなく、むしろちゃんと調べて分かりやすく説明している、その方法論として擬人化を採用していると見ても、特に文句は言われないと思います。それだけちゃんとできています。まあ、あの松浦さんやJAXAのスタッフが全面協力していますから、そうそう変な物ができるわけもないですが。ついでに、ただの萌え絵と馬鹿にするなかれ。キャラ絵もリアル絵も、恐ろしいほどに特徴をしっかり捉えて描いてあります。萌えキャラに逃げている本ではないことは、ちゃんとお伝えしておきます。
でも、それぞれの人工衛星にまつわるドラマを知っている+日本人的センチメンタルがあると、やっぱりホロリときますな、この手の話は。できれば、続きも読んでみたいな。
ちなみに。「萌え擬人化」等表紙カバーやオビには恥ずかしい台詞やキャラが色々描かれていますが、本のカバーを取り外せば、「月周回衛星かぐや」の本当の姿と、
というキャッチコピーが踊っているので、表紙が恥ずかしい隠れオタの人はカバーを取るのが得策です。