魔乳秘剣帖(四)

魔乳秘剣帖 (4) (TECHGIAN STYLE)

魔乳秘剣帖 (4) (TECHGIAN STYLE)

大好きな作品だけど、まさか第四巻まで到達するとはなあ。作中における「おっぱいねた」乱舞(まあそれこそがこの作品の存在意義だが)も笑えるけど、この作品で一番好きなのは作者たる山田秀樹自身の時代劇への愛情がハンパないこと。日本刀持たせて、ちょんまげ結って、それらしい背景と忍者と侍出しておけばOK…なんてものじゃなくて、画面の隅々・キャラの仕草・そのネーミング等も含めて「本当に好きなんだなあ…」と思わせる要素が多いこと多いこと。
その中でも今回一番気に入った一コマは影房に連れ回されて酒を飲まされた桜花のシーン。クイッと飲んでいるそのシーンで、左手が胸の辺りを押さえている仕草。…いや、よくもまあこの演技をさせることに気がついたなあと。これが見れただけでも、この巻を買った価値はあると思う。
なんかラストが近づきつつある雰囲気になってきたけど、もうちょっとしばらくの間は見続けたい作品だ。