探査機はやぶさ

「真田さん」の言葉がネット上をこれほど飛び回ったことはないだろうと言うくらいの騒ぎになっている昨日今日。んで、さっそくニコ動にもこんなものが。
探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力
面白いのが、「こんなこともあろうかと」の台詞元がヤマトの真田技師長だったり、ナデシコのウリバタケだったり、ウルトラマンだったりと別れているのが世代の広さを感じさせる。つまり、かなり広い年齢層にこの事実は前向きに受け止められていると言うことでもある。これが技術立国であり、日本の今と未来を照らす明るいニュースって奴でしょ。
そして、このはやぶさのみならず、日本で「計画」されている衛星はまだまだいくつもある。しかし、予算や無理解*1でなかなかうまくいっていない。もともと違うことをやっていた宇宙関係組織を強引に一つにしてしまった影響が、今でも色濃く残ってしまっている。だれか中堅若手どこでがつんとリーダーシップ取れる人が出てきて、きっちり道筋つけてくれないかなあ、と思うことしきり。今の騒ぎに水を差すつもりは毛頭ないけど、宇宙関係なんて「冷たい方程式」の中で活きていく学問なのだから、「政治」「金」「交渉」に強い人と、コントロール力に優れる管理者が出てきて、今のJAXA内のごたごたをばっさり綺麗にしてくれないかな、なんて思うこともある。決して、JAXAも正義の味方ではないのだ。

*1:さらに言えば、JAXA等内部組織の対立やしがらみも。