都の青少年健全育成条例→国の児ポ法改定論議が再燃?

都条例への反対意見伝達は、今日で第一ラウンドが終了。とは言え今後もあるだろうから意見をメールか手紙で伝えるのは無駄ではないと思う。「民主党反対派都議への応援/民主党都議/生活ネット/共産党都議/自民&公明党都議」。以下のサイトもあわせてご確認を。
国民の基本的人権と安全を考える有志のブログ 【改訂版】「青少年健全育成条例」の改悪を阻止しよう!【次の戦いは5月から】
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  • 国会でも動きアリ

都議会がらみで大騒ぎしている間に、国会側でも児ポ法改定論議が再燃してきた様子。しかも火元は「千葉景子法務大臣」(民主党)。
都議会では味方の民主党だけど、国会ではまた状況が違うという好例。状況に合わせて是々非々で対応するしかないわけで…はい、そこ「ややこしい!」「面倒くさい!」とか叫ばない。この問題に興味がある人は、みんなそう思っているんだから。そして、疲弊したり投げた瞬間に規制派が勝利するという構図も、長年続いている「表現規制戦争」とまったく同じ状態。
問題は、「チラシの裏(3周目)」でも指摘されているとおり、以下の2点が重大。

  • 国会内部でも、今回都議会でも問題となっていたことと同じ事(創作物規制)を審議しようとしている…というか、「議論も煮詰まった」とか言っているところをみると、勝手に結論が出たことにしたい?*1
  • 都議会が「継続審議」となった場合、都と国の双方から挟み撃ちにされる可能性がある。

…どうやら、規制に反対したいオタクや創作者は、少なくともこれから半年は心休まる時間は来そうにないかも。
今回の都議会の件で「政治における表現規制」に興味を持ってくれた皆さんが、継続して国会の動きについても関心を持っていただけると嬉しい。なお、今回のように「奇襲」を使った短期決戦に対しては飽きる前に戦えるけど、国会すら見据えた長期戦&持久戦になると「適度な(心の)休息」が必要であることはお伝えしておく。細く長く、の精神で。
ただ少なくとも、今回の都議会の動きに対する国会議員への陳情やお手紙をすることは、国会側での動きについても牽制することにもなる点はやりやすいかも。「規制問題に興味を持っている人は多いですよ。参院選、近いですよね?」と暗にアピールできるので。良くも悪くも、議員さんは「票の人」であることは疑いようのない事実です。
アグネスら「日本ユニセフ協会」や「過激規制推進団体」が都の動きについてあまり反応がないことに首をひねっていたんだけど、連中は国会側の動きを事前に知らされていて、それに対するロビー活動をしていた、と考えると(嫌なことだけど)合点がいく。
(追記)民主党・鈴木けんぽう氏(渋谷区区議)のtwitterログより。反対派活動への示唆が提示されていた。

  • 「漫画の性描写、都規制案 結論先送りの方向」何人かの都議には継続がいい、とは伝えていたんですが、良かったです。しっかり論点整理をした上で、一般の議論も喚起する必要がある。マンガだけじゃなく、携帯とかもあるんだし。
  • 反対論者は大勢いるんだろうけど、運動論としてはまだまだのような気がするので、(1)大きなくくりで議論できる場、団体を作ること(2)論点整理をすること(3)廃案だけでなく、議案の(大幅)修正も視野に入れること(4)議会日程を計算して行動すること、がアドバイス。
  • 少なくとも、メール郵便攻撃は基本的に「議員間の話題になるだけ」で、攻撃力としてはあまり高くない。…多分、都議会民主党は、「議案に反対すると児童ポルノ擁護派みたいに『宣伝される』」と思っているので(推測)、反対派はその点の配慮がもとめられると思う。

鈴木けんぽう(渋谷区議会議員) (@kenpo_shibuya) | Twitter

(追記)継続審議のニュースははガセ?
「カマヤンの虚業日記」のコメントに「明日採択で動いている」との書き込みあり。他から情報はないのか!?

*1:裏で糸を引いている人が同じなのかな。