勝間和代 vs ひろゆき

ニュースサイト等で話題になっていたのでYoutube上で動画を確認(これが議論の全てかどうかは判らないけど)。結論から言ってしまうと、事実上勝間女史の大敗…いや、自滅かな。自らの意見がまるで認められない状態に完全に頭に来てしまって、ひろゆき相手に人格批判を展開してしまうと言う、ディベート番組としては最低の内容だった。しかもその責任がすべてひろゆき氏の言質にあるかのような言い分。
見ていて素直に思ったのは、ひろゆき氏の言い分は賛否はあろうけどすっきり胸に入ってくる。逆に勝間女史の言葉は何か(自称)頭脳派官僚のお約束答弁を来ているようで、まるで響いてこなかった。おまけに、匿名うんぬんの議論はかなり昔に通った道であり、何故今頃こんなことを叫んでいるのだろうかと首をひねることがしょっちゅう。しかも「100人くらいと議論してきたけど、あなたのような人は初めてだ」とまで言い放つ。確か、勝間女史と言えば一部でカリスマ扱いされているような人と聞いていたけど、100人もの人と議論をして真っ向対立論が1件もないくらいにYESマンに囲まれていたと言うことなのか。それでは、はだかの王様状態じゃないか。
何より、ひろゆき氏に対して叫んだ数々の批判の言葉は、そのまま勝間女史に跳ね返るべき言葉だったことを本人が気がついていないだろうとのこと。ひろゆき氏が「じゃあ僕たち同類なんですね(のような言葉)」と言ったとき、予想した言葉が「そうかもしれませんね」だったんだが、「違います!」と半キレ気味に叫んだのは本当に意外だった。どうやら、勝間女史という方の価値観は、自分の認める物以外は一切認めず、理解する必要もない物ということらしい。色々話題は振りまいてきたのかもしれないが、それはいくら何でも世界観が狭すぎやしないだろうか。
そして何より驚いたのが、この番組?が「勝間女史がホストとなっている討論番組」であったこと。こんな姿勢でゲストを尊重せず、自身の立場のみを大事にする女性がホストの番組に、売名以外の理由で出演する人がいるのだろうか。