異国迷路のクロワーゼ

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今期終了第1弾。こりゃ二期確定かな。
この作品のポイントは「異文化交流」「19世紀パリ」「湯音萌え」の三点。最後の一点はマーケティング的に外すわけがないので残る二点がどう扱われるかが最大のポイントだった。結論からすれば、及第点と言ったところか。
異文化交流ネタは序盤に意識的に入れてきた事もあり、一応アニメ化の際のコンセプトとしてはまだ生き残っていたと見える。まあ、もう少し色々突っ込んでも良かったのかもしれないけど、やりすぎると興味が無い層から文句が出て来そうだしなあ。19世紀パリについては、作画はかなり頑張っていたと思うけど原作を越えるまでには至っていなかったように思う。集団作業が日本アニメーションの醍醐味なんだから、そういうところで是非原作越えを狙って欲しかったなあ。湯音萌えは…まあ、ここで感想を述べるまでもなく成功だったように思う。というか、和装っていいよね。
実はこの作品で期待していた「デパートエピソード」がまったくないまま終わってしまったのが残念。どう考えてもあれはこの作品の山場の一つのはずだし、異文化を象徴する面白いエピソードでもあるが、それがごっそりない。まさかあれを積極的に削除するとは思えないので…おそらく、変則二期方式を採用して半年後か一年後に第二期やるんだろうなあと思う。それ以前に、今原作がどうなっているのかさっぱりわからんけど。止まってるのかしらん。