進撃の巨人（5）

進撃の巨人(5) (講談社コミックス)

前巻までなんか前向きな話が多かったので、このままジャンプ的反撃がくるようじゃ終わりかな…と思いきや、しっかり今回はやってくれて、変な意味で安心。やっぱ、この作品は徹底的な闇の中でたまに光の筋が見える程度じゃないとダメだよな。そして、だからこそあの敬礼シーンの意味合いがとても重く大切な物になる。正直、あそこで話を切っても問題ないと思うくらいに。
本作についてはいくつものプロダクションがメディア展開を狙っているのかもしれないけど、こういう空気＆作風を減衰させてしまっては作品が確実に死んでしまうから、とても難しいだろうねえ。ある意味、クェイサーのエロ描写どころの話じゃないし。まあ、日本だとエロ描写規制は鬼だけど残虐描写は甘い所があるから、そこがどうなるかというところか。