蝉丸Pのつれづれ仏教講座

蝉丸Pのつれづれ仏教講座

蝉丸Pのつれづれ仏教講座

仏教をモノサシとして文化社会学を見る感じかな〜という本。決して「仏教は偉い!すげえぞ!新興宗教最悪!」みたいな本じゃなくて、「人間って奴は本当にねえ…でもまあ、そっからどうにか救われたいと考える人は昔からいるわけでして、そんな人々のお話で御座います」なんて漫才の枕になりそうな内容ばかり。今の10代から20代前半までの若者にこれを読ませる価値はけっこうあるんじゃないのかなと思う。それこそ、「宗教的素養とリテラシーを身に付ける」という意味においては、とても役に立つ一冊かと。
勿論、内容はオタク&ニコ厨色が強いので、そっち系が完全に駄目となると笑いどころが極端に減ってしまうけど、概論的に理解するなら悪くないと思う。