ガールズ＆パンツァー(1)

ガールズ&パンツァー 1 (フラッパーコミックス)

キャラデザインはかなり癖があるけど、戦車はしっかりかけてるな〜と思ったら、そもそも「まず戦車をしっかり描けることを最優先にして、そこに少女を描ける人」という基準で探していたらしいので、致し方ないかな。ただでさえ描く線が多くマニアも多いジャンルだから、その基準だとやっぱ色々大変だわなア。もちろん、これの主人公が秋山優花里ということも理由のひとつだろうけど。彼女のオタク知識を前提に物語を組む以上、生半可な戦車知識では「秋山優花里というキャラ」がぶれてしまうわけだし。
本作を”おたくぼっち”だったゆかりん視点で描くというのはなかなかに興味深い。スピンアウト作品が今後出てくるとはいえ、一番最初がこれということは、やはり最優先ターゲットユーザーは「萌えを許容できるミリオタ」だということが如実に現れているわけだ。個人的にはアニメ同様人気が出るといいなあ。