艦これ小説
艦これは昨今では珍しく「作中設定がはっきりしていない(あえてさせてない)」コンテンツであり、「想像するのが面倒で、間違うのも嫌だから、とにかく公式が情報として明示しないとダメ」という現在のオタク嗜好とは違う状態。むしろ過去のコンテンツで取っていた手法で、個人的にも好きなタイプだ。そんなコンテンツなので、出てくる小説もそれぞれの作家の個性が出ていて非常に面白い。まさに「俺の鎮守府大集合」だ。
艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! (ファミ通文庫)
- 作者: 築地俊彦,NOCO
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2013/11/30
- メディア: 文庫
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艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 一航戦、出ます! (角川スニーカー文庫)
- 作者: 鷹見一幸,GUNP
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/01/31
- メディア: 文庫
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艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 内田弘樹,「艦これ」運営鎮守府,魔太郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2014/02/20
- メディア: 文庫
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- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2013/12/10
- メディア: 雑誌
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番外。コンプティーク2014年1月号のおまけ。内容は「一航戦、出ます!」と似ている。あえて言えば同人二次創作的なノリだろうか。本として気になったのは、執筆者が三人いるのに、それぞれがどこを担当したのか明示されていないこと。章わけだろうかとも思ったが数が合わない。たとえおまけでもそれぞれ名前を出してあげるのは、商業誌として出版社の最低限の義務だと思うのだが。