現代萌衛星図鑑 第2集

現代萌衛星図鑑 第2集

現代萌衛星図鑑 第2集

はやぶさ関連のツイートを追っていてすでに発売していたことを知って慌てて購入。前回は発売日を心待ちにしていた感じだったのでこれはある意味自分の失態でもある。ちょっと悔しい。
で、買ったそばから我慢できずに帰りの電車で表紙を開いて1ページ目。冒頭の漫画最初のページで一旦速攻で本を閉じる。もうこのシーンを見た瞬間に目頭が熱くなって喉が締め付けられてしまって落ち着かせる必要があった(苦笑)。いやあ、周りが混んでなくてよかったよかった。そのあと、色々と我慢をしながら夢中で読み進める。
はやぶさ2とかぐやの物語は前回途中で終わっていたこともあってとにかく読みたかった一節。あの頃を思い出しながら「そうだよなあ、そうだよなあ」とうなづきながら読み進めた。「だいち」はその功績から案外世界に知られているというのは聞いていたけど、まさかあそこまでの重装備衛星とは思わなかった(擬人化だいちのホットパンツが可愛すぎる)。その上で、今回一番グッときたのがHTVの章の一節「金ぴかの宇宙船がやってきた!」のところ。もちろん、これまでのHTVとそのスタッフの苦労と努力が報われた瞬間だというのもその理由だけど、それ以上にISSスタッフにとってみれば、こまでISSからの色って離着陸する宇宙船の色は大体白か黒、窓から見える地球は青か緑、あとは漆黒の宇宙ばかりでそれ以外に色彩という点においては単調な場所に違いない。それゆえに、ISS居住の宇宙飛行士たちがHTVを観て「金ぴかの宇宙船だ!」と叫んだのは、「初めて見たド派手なアメ車に感動する」ような子供っぽい一面が出ていたシーンだったのではないだろうか。その時のドキドキワクワクを想像するだけでも楽しすぎる。最高のおもちゃをプレゼントされた気分だったのかもしれない。
今回も締めははやぶさ。ということは、第3集の発売はまた6年待たないといかんのだろうか。