碓氷と彼女とロクサンの。

作家は阿羅本景氏だけど、たぶん挿絵を描いているバーニア600氏のほうが企画を通したんじゃないかなーと今でも思っている。正直、前半部はよくある「ハーレム部活」だけではずれかなーと思っていたけど、後半にEF63が活躍し始めると一気に鉄分がMAXに。作劇場トラブルは当然のごとく発生するとはいえ、とても楽しめたことは言うまでもない。
なお、私も1997年9月30日に碓氷峠廃線になると知って写真を撮りに行った一人。さすがに最終日は無理だったけど、たぶん一週間前くらいだったような気がする。それでも大砲のようなカメラを抱えた鉄道ファンが線路や駅を埋めていたことを今でも覚えている。…新幹線ができたとはいえ、やっぱり復活してほしいなあ。
(追記)
2017年、コミケにてバーニア600氏のサークルで本作のCDドラマが発売された。はっきり言って力の入り方が同人レベルじゃない。細かい発音トーンがいかにも「現場を知っている」風な感じになっていて、思わずバーニア600氏のツイッターに「収録は楽しかったでしょうね」と書き込んだら一文だけとはいえ返事をいただいた。でもそれだけで、めっちゃエキサイティングな現場だったことは簡単に想像できた。