魔法少女育成計画

今季終了第二弾。予想はしてたがここまで血みどろとは。
原作未読。当初からまどか☆マギカのフォロワー作品であることは予想していたけど、よもやここまで血なまぐさい話とは思わなかった。また生存者が誰になるかという点は、主人公以外はほぼ外れ。というか、早々にほぼ全滅ルートが確定とは…。なんというか、現代日本において「魔法少女」という仕事ほど、虚栄にあふれる命がけのものはないよなあ、と。誰がこんな流れにした!…ってまどか☆マギカに決まっているけども。ああでも「キュゥべえを倒せたまどか☆マギカ」という読み方ができるという点においては、少しスッキリした作品ではある。まあ底までがあまりにひどすぎて、プラマイゼロになったとは到底思えないけど。
ただ話としては単なるバトルロワイヤルであってそれ以上でもそれ以外でもない。主人公スノーホワイトもどちらかといえば傍観者であって、基本は単なる群像劇。「死人候補確定>ちょっとしたエピソード>殺される」を人数分繰り返しただけとも言えるわけで底が浅いことも事実。作者自身もそこまで深堀するような物語にするつもりはないと思うけどね。「現代日本のサブカル魔法少女事情」のサンプルの一つ程度で忘れ去られる作品になるのかな。