ダーリン・イン・ザ・フランキス

過去作視聴。最初の期待値は高かったけど、最後は盛り上がり不足かな。
最初のころはポストエヴァをやるつもりかな、と思っていた。まあそれは間違いではなかったけど、最終章で「トップをねらえ1/2」まで入ってきたのはさすがにやりすぎかなあ、と。まあ、それらを下敷きにして不足していた隙間の物語を一歩踏み込んで追加したのが本作かな、とは感じた。
002と016のつながりの物語までは良かった。それがひと段落して、「さあいよいよ世界設定編かな?」と期待していた。けど、それが一話使って説明して終了、さらにそれ自体をひっくり返すようないわば「後だし設定」(宇宙侵略)が出てきて、さすがに「いくら何でも唐突すぎないか」と。風呂敷が畳み始めるかなと思ったら、実はその外側にもう一枚風呂敷がありました、というのはサプライズの方法論としてはアリなんだけど、やっぱりその使い方はかなり慎重にやらないとダメだったかな。
とはいえ、話自体は嫌いではなかった。エヴァ以上に現在の思春期の文脈に突っ込み、さらにその成長後の話もしっかりと描いた部分は、いわゆる「歯がゆさ」がなくて素直に見ることができた。さらに「大人」とは、という部分も描けていたのはエヴァで言及できなかったことだったのでそこは評価したい。