少女終末旅行

girls-last-tour.com
今期開始分。予定通り、期待通り。
原作未読。タイトルは知っていて「なぜケッテンクラート」と気にはなっていた。
なんというか「非日常の日常アニメ」というか。基本的にもう終末を迎えた世界であって、そこでいわば「生き残る」という日常を淡々と少しコミカルに描いた作品なんだな、と。でも、この生活がずっと続くわけもないし(特に彼女の足たるケッテンクラートはいつか必ず壊れる)、行き足が止まれば救いもないこの世界では死が確定的に訪れる。そういう悲劇性が土台にある小さな喜劇とちょっとした萌え4コマ的な百合成分がこの作品の味なのだろう。原作はまだ続いているらしいので、このテレビではどこまでやるのかは見もの。
そしてEDは「手書きみたいでスゲーな」と思ってたら、アニメーターが一人で作っているようで「思い入れすごいな」と思って調べたら、原作者本人だったという驚き。楽しかったろうなあ。

Just Because!

justbecause.jp
今期開始分。思ったより当たりかも。
正直見る予定はなかったけど、キャラデザが比村奇石と知って「なら絵目的で」ということで予約。そしたら結構当たりだった。
比村キャラの線はうまいこと落とし込めた…とは言い難いけども、ちゃんと物語が青春群像しているせいなのか、比村デザインからずれていても結構許せる。
主なコミュニケーションがLINEというのが世代だよなあ、とおっさん視点で見ていたり。登場する男女の人数が最初からかみ合っていないのが地味に新鮮。ハーレム物ならともかく、グループ恋愛ものだと一応最初から男女人数比は合っていて、その中でワヤクチャするというのがパターンなので。ホロ苦エンディングを希望する。

Infini-T Force

www.infini-tforce.com
今期開始分。期待値Min、視聴結果MAX。
正直馬鹿にしてました、はい。ただここ数年タツノコは老舗の懐古主義から脱却して尖がった作品を出すことが多いのでちょっとだけ期待はしてた(期待、というより願望かも)。
いやー、まさか昭和ヒーローそのままの熱さ+平成ヒロインの冷めた感じがここまでうまくかみ合うとは思わなかった。「そうそう、昭和のヒーローも悩むけども、あゆみは止めないまっすぐ歩くんだよ、うんうん」とニコニコしながら見ている自分がいる。敵キャラも楽しいのが多いし。なので、現時点では1点を除いて不満はない。何とかこのまま最後まで走り切ってほしい。
で、唯一の不満が前口上。やっぱね、昭和ヒーロー…特にこの4人のような歴史あるキャラにはかつての本編であった燃える口上が欲しい。慌てて購入した漫画版ではガッツリ書いてあって大喜びしたけど、やっぱりそれを映像でも見たいのよ。
最後まで取っておくつもり、と思いたいけど、かつてキャシャーンsinでは一言も言わずに暗いまま(まあ元の作品も暗いけど)終わってしまったからなあ。どうなることやら。

宝石の国

land-of-the-lustrous.com
今期開始分。美しすぎる。
原作未読だが流し読みはあり。当時から芸術性を前に出した作品だなーと思っていたけど、それをどうやってアニメーションの絵として落とし込むのか気になっていたけど、いやあ、非常にうまいことやったと思う。これはあれだ、「蟲師」のアニメを見た時の感動に近い。京極尚彦監督の履歴を見ると、結構自分のアニメ遍歴と会うところも多かった。
そしてフォスの声優の「アニメスレてない自然な演技」に関心して、「響けユーフォニアムの黄前ちゃんみたいな人、他にもいるんだあ」と連想してたら、同じ声優だった(苦笑)。他にもいるんじゃなくて、唯一無二だったのね。大事な特徴だから、声優稼業続ける限りは失ってほしくないな。
ということで、今後も期待。原作終わってないので、二期なのかオリジナルエンドかはわからないけど、個人的には二期で行ってほしい。
しかし、コラボ商品…というかコラボ宝石の存在を知って調べてみたけど、宝石クラスタの驚き方で別の世界の知見も広がって嬉しかった。フォスの宝石…というより石自体が超レアだったのね。そら月人も欲しがるわ。

表現規制反対と衆院選

表現規制に関して「表現の自由を守る会」AFEE エンターテイメント表現の自由の会が候補者に行っているアンケートの集計結果。
投票時の参考にしてほしい。

Top - 表現の自由を守る会wiki

誤解している人は多いけど、こと「表現規制反対」については「この党にすればOK」というのは未だにないので、「規制反対」を標榜している候補者と、党の方針を照らし合わせて、一番近い人に投票するのが正解に近い。特になければ「若い人」が感性が近くて良い、とも。(大政党だと党議拘束が強すぎて、反対の声が出せないというリスクもあるけど)

表現の自由を守る会」のサポーター募集中。団体として「所属する人数が多い」というのは政治の世界ではかなり有効。関心があればぜひご検討を。
hyogen.jp
より積極的に支援、情報収集をしたい方はこちらのオンラインサロンも併せてご検討を。
synapse.am

戦姫絶唱シンフォギアAXZ

今期終了分。相対する相手が全滅するとは。
第五期が確定している安心感からなのか、余裕をもって見ることができた。正直なところ、錬金術師側はまたこちらに寝返るのかなあとか思っていた時期もあったけど、「互いにぶつかる正義であれば、それを妥協することを許さない」のも金子節の真骨頂。よく筋を通してくれたと思う。
二期と三期が少し気が抜けていたのでテンション下がるだけかとも思ったけど、今回は少し持ち直してくれたかな(第一期のひりひりするような盛り上がりには届いていないけど)。組み合わせを変えての合唱も新しいステージに入った感が強く感じてよかったし。あとは男性、というか大人組の活躍をもう少し見せてくれ!師匠やニンジャは演習シーンで見せてくれたけど、やっぱ現場での活躍が見たいものねえ。
しかしねえ…蒼井翔太って何者なんだ。「シンフォギアの歌手に男だと!?しかも女性キャラ!?」と最初は驚きしかなかったけど、今となっては彼しか適役はいなかったと断言できる。ぜひシンフォギアライブにも出てほしいなあ(まあその前に当選する必要があるのだけども)。

地獄少女 宵伽

今期終了分。思ったものとは少し違ったか。
第三期をやってくれたのは純粋にうれしかったけど、なぜ過去話を混ぜ込んだ新作として「今」やったのか、その理由がわからない。あえてやったからには何らかの理由があるとは思うのだけど、アニメを見た限りにおいてはそれを見出すことができなかった。いや、またあのキャラたちに会えたとか、過去作のキャラが少し出てきたのは嬉しかったけどね…。
まあ基本的にホラー話なので、やろうと思えばいつまでだってできる作品ではある。2年に一度、夏ごろに短編を少しやるような作品ペースでのんびり続けていくのはアリなのかもしれない。