39's CARAVAN 横浜八景島シーパラダイス/初音ミク

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週刊アスキーの記事を読んで、新しい映像手法かつMMDでミクコンサートをやっているとのことで、慌てて見に行ってみた。最終日だったし。昼と夜の公演で「何かある」とも書いてあったので、通常公演と合わせて2回分のチケットを取る馬鹿がここに一人(苦笑)。横浜シーサイドラインは初乗りだったので嬉しかったけど。
八景島は全面ボカロ一色。あちこちにイラストやロゴが張ってあるし、館内BGMはすべてボカロ。ここまで徹底していると感動すら覚える。一般人の反応はどうかというと…意外や意外、普通に受け入れていた。というより、考えている以上にボカロ…いやさ初音ミクの浸透がすごくて、ファミリー・カップル・性別・年齢問わずみんな「あ、ミクだ。かわいー」と反応していた。特に女性と子供達の反応がすごかった。「メディアとしての初音ミク」の一端を垣間見た。
ライブは2回参加。最初が通常版、二回目が特殊イベント。両方とも週アスの福岡統括Dが仕切っていて、本当にミク廃なんだなあ…と。会場はシーパラダイスの建物の中にムリヤリしきりを立てて作っていたようでまるで昔の小屋劇場。でもミクは市井が支えてきた存在だから、これは悪くないと思う。演出については、「仮想キャラクター」としての方法を正面から採用したことに拍手。実在感が薄いという声もあるみたいだけど、せっかくのバーチャルアイドルなんだから、そういう枠に閉じこめる方がもったいないと思う。さて二回目の特別講演はエンディングまで何も変わったことがなく「あれ、騙された?」と思っていた…ら、いきなりスタッフロールが巻戻り、千本桜のアンコール。しかも「spica砲」ならぬ「千本桜砲」で会場一面が桜の花びらでいっぱいに。これは盛り上がった。個人的にはシンフォギアライブの練習でもあったし。
その後、スタンプラリーは全面クリア。土砂降りだったけど、そこは「RPGだったら隅から隅までチェックしないと我慢できん!」というタチなので…。おみやげはミクのコイン。何かの役に立つとは思えないけど。たまたま買ったばかりのVitaを持っていったら、見せれば写真と交換とのことで一枚もらう。

スタンプラリーではあちこちにボカロのチェックポイントがあったけど、その中で「深海少女」は色々と象徴的だった。大きな水槽の中に深海少女PVまんまのミクがいるんだけど、それを眺めたり写真を撮影している女性の多くが、その場で深海少女の歌をずっと口ずさんでいたこと。それも一人じゃない。順路に従ってやってくる女性の多くが、その場でBGMに合わせてずっと歌っている。女子中高生もいれば大学生やOLまで。正直、これは驚いた。ここまで浸透しているとは。そして、なにやら「深海少女のミクさんを綺麗に撮影できるかどうか」というのがネットでの課題撮影になっているみたいなので、手元の安いコンデジで色々頑張ってみた…。でもこれが精一杯で御座いました。
そんな感じでスタンプラリーをしながらシーパラダイスを堪能。カップルとファミリーばかりでぼっちの自分が爆発しそうだったけど、あちこちに宣伝しているだけあってシーパラダイスは素晴らしかった。水族館を訪れたのも物凄く久しぶりで、魚やクジラ・イルカ・オットセイ他が水槽の中をゆらゆら揺れているのを見ていると、なんとなく癒される。まあ、クジラやイルカにとっては、あの水槽でも狭いと思うけど、マンボウジンベイザメは本当にのんびりとした気分になった。今度は晴れている日に来てみたい。